あなたの髪の毛を必要としている人がいる。「ヘアドネーション」をご存知ですか?
「ヘアドネーション」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
簡単にいえば、切った髪の毛を寄付するボランティア活動のことだ。
病気や事故、抗がん剤の副作用など、さまざまな理由から髪の毛を失い、ウィッグを必要としている子ども達に、医療用ウィッグの原料となる毛髪を間接的に提供する。
寄付された髪の毛は、選別・加工ののち、ウィッグとして生まれ変わり、必要としている人に届けられる。
このヘアドネーションに賛同している登録サロンが松本市梓川にある『家族みんなの美容室 famiesta』。
そのカットの現場を取材させてもらった。
今回は、安曇野市の小学5年生、彩樹ちゃんから自らヘアドネーションしたいと予約があった。
夏休み初日。お母さんと一緒にやって来た彩樹ちゃん。
2年生の頃から伸ばしていたという髪の毛は長く、腰まで伸びている。
今年の春先に切ろうと思った時にヘアドネーションの事を知った。
学校の委員会活動で「ボランティア委員会」に入っていることもあり、自分の髪を寄付することに決めた。
ヘアドネーションカットが通常のカットと違うのは、切る前に小分けにゴムで縛る事。
長年共に過ごした自分の髪。
お別れを言うように本人もカットさせてもらえる。
プロがドライカットに使うハサミは切れ味抜群。
注意しながら慎重に扱う。
恐縮ながらヘアドネーション普及のために取材したいとお母さんに断り、筆者も切らせてもらった。
見ず知らずのオッサンが切るというのも、抵抗があるかもしれないと思い、見た目だけでも美容師っぽくなってカットさせてもらった。
正直、めちゃくちゃ緊張して真顔もいつも以上に真顔になる。
明るく快活ながらも、「切りすぎないで」と不安げな表情も垣間見せていた彩樹ちゃん。
全て切り終わり、イメージチェンジした後の自分の姿を見て安心したのか、それとも貴重なボランティア活動を通して成長したのか、さわやかに、そして少し大人になった笑顔が印象的だった。
「famiesta」は完全予約制のプライベートサロン。
ヘアドネーションのほか、医療用部分ウィッグの相談にも対応している。
また福祉美容師のいる店として病院や有床診療所、老人保健施設、老人福祉施設出張美容も行っている。
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【トリマーさん募集!】
「famiesta」にはペットのトリミングサロンも併設しており、同じ家族であるワンちゃんのトリミングもできる。
現在、こちらはトリマー不在の為、休業中。
早く再開してほしいとの声もあり、トリマーさんを急募している。
トリマーとして「famiesta」で働いていただける方、是非お問い合わせを!
『家族みんなの美容室 Famiesta & famiesta-en』
■住所/長野県松本市梓川倭710-3
■TEL/0263-31-3558
【ホームページ】https://famiesta.amebaownd.com/
【Facebookページ】https://www.facebook.com/Famiesta/
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