プロに聞く!ジーンズ選びのコツ 「中年男子オシャレ化計画(第1回)」

2018年11月21日

 
いつまでもカッコよくいたい!

中年だからといって野暮ったい格好じゃダメ!
 
 
 
でも何かと物入りなミドル世代。

ビジネスファッションには気を遣っている人も

オフ用の普段着はどうしても後回しになりがちですよね…。

 
 
そしてそのうちお洒落に鈍感になってしまう…。

やっぱりイケてるミドルなら、休みの日くらいクールなジーンズで若々しく決めたいところ。

 
 

ということで今回は

中年オヤジのファッション講座第一弾。

ミドルにおすすめ!かっこいいイケてるジーンズを履こう!という企画です!
 
 
やってきたのは松本市南松本にあるセレクトショップ『ジョークルホープス』さん。
 
JOKULHAUPS ジョークルホープス  
国産の素材にこだわり、メイン商品のデニムは生地の厚さが21~25オンスなど他の店ではなかなかお目にかかれないものが並びます。
 
JOKULHAUPS ジョークルホープス  
ショップオーナーと、お洒落に目の肥えたミドル女子に

オヤジにぴったりな一本を選んでもらおうとやってまいりました。
 
 

選ぶポイントは?

 
まずは、どのようなシーンで履くジーンズなのかということが大事。
 
 
ここ一番でキメる時に履くのか?

それとも普段使いでいつでもサッと履く相棒なのか?

普段からカッコよくいたいというのが今回の趣旨なのでいつでもどこでも履けるモノが欲しい。
 
 

カタチは?

 
ジーンズにはいろいろな形があります。

直線的な定番のストレート。

細めのスリムライン。

裾が広くなっているブーツカット。

そのほかにもフレアー、ベルボトムなどさまざま。

ここでも普段履きという事と、筋肉、骨格などを考慮して…

割と筋肉質でガッシリ系の大西は

定番のストレートがいいのでは?というプロたちのご意見。
 
 

生地の厚さ

 
生地の厚さは1ヤード四方の重さで表すそうです。

つまり、1平方ヤード(タテヨコそれぞれ0.914mの面積 = 0.84平方m)の重量。

一定の面積の重量が大きくなれば、素材使用料が大きくなり厚みも厚くなります。
 
 
ジーンズはもともと作業ズボン。

労働者が履いても簡単に痛まないというのが前提です。

普通のジーンズは15オンスくらいだそうですが、ジョークルホープスのジーンズは国産にこだわった本物志向です。

ジーンズとしての完成度だけでなく、耐久性を重視したブランド
「IRON HEART(アイアンハート)」をすすめてもらいました。

ファストファッション店で売っているモノとは違い、

21オンスや25オンスなど、驚くほど厚いデニムでできているんです!
 
 
今回は長く履き続けることと、寒い季節でも重宝するように、21オンスのモノを選びました。
 
ここでジーンズ豆知識

いろいろな呼び方

デニム? ジーンズ? Gパン?

いろいろな呼び方が混在していて、どれで呼ぶのが正しいのか分からないので整理しておこう。

デニム(denim)とは
丈夫な綾織りの厚手綿布のこと。生地の名前。

つまりデニムだけだとシャツなのかジャケットなのか分かりません。
 
ジーンズ(jeans)とは
デニム生地や綿素材の厚手織物生地で作られたカジュアルなズボン。
これもズボンに限らずデニム生地で作られた衣類全般を指すこともあるそうです。
 
Gパンとは
ジーパンは和製英語で、GIが履いているという説と、ジーンズパンツの略とする説があります。
 
 
では結局、何と呼ぶのが一番無難なのだろう??
 
Gパンは間違いなく日本でしか通じないのでやめておきましょう。
 
デニム?
若者やアパレル系の人はほぼこう呼んでいます。

そして語尾(ム)にアクセントを置く傾向があります。
ただし、やはりパンツに限らないのでせめてデニムパンツと言いたいですね。

ジーンズ?
海外ではほぼこれで通じるそうです。

外国人としゃべる時は丁寧にジーンズパンツというほうがより伝わると思います。

ということで、どれも間違いではないし、どれも同じ意味で使われているので

よくわからないミドルはとりあえず「ジーンズ」と言っておけば無難じゃないでしょうか^^

 
 

織目

 
リーバイスなど、一般的なデニム生地は「右綾(みぎあや)」と呼ばれ、織模様が右斜め上に向かっているものです。

一方「左綾(ひだりあや)」(通称レフティ)と呼ばれるものもあり、こちらは織模様が左斜め上に。

これは繊維の撚り向きに沿って織るか、その逆かの違いなのですが、
 
表面の光沢や、履き心地に差がでてきます。
 
 
左綾の方が、しなやかさが出るといいます。

今回の取材では両方を試しましたが、履き心地やパッと見た印象は素人にはわかりにくかったです…。
 
 

色落ちを楽しむ

 
デニムの楽しみ方として「色落ち」があります。

経年と擦れ、洗濯によって染料が落ちて味のある風合いとなります。

その色落ち具合が、「相棒」として、共に歩んできた日々の証でもあるんですね。
 
 
 
「縦落ち」という、太ももの上からひざの下あたりにかけての色落ちや

足の付け根にできる「ヒゲ」など、その色落ち具合がジーンズの醍醐味と言っても過言ではありません。
 
 

試着してみた

 
初めて厚さ21オンスのジーンズを試してみました。

…が!!

新品はまるで板のような固さ!
 
 
今までのジーンズがまるでチノパンかスラックスかと思われるほどに固い!

このゴワゴワとした、とても布とは思えないジーンズが長年履き込むことで、まるで毛布のようになめらかになるといいます。

信じられない…。
 
 
やはり履いてもストレートが一番しっくりきました。
 
 
履きやすくないと使用頻度が落ちるし、

少しゆとりがあると、寒い季節にタイツを履くこともできるのでおすすめだそうです。

なるほど!!
 
 

仕上がるのには10年!

 
このジーンズが「イイ感じ」に色落ちし、自分の体の一部のように馴染むには

履く頻度にもよりますが5~10年はかかるそうです。
 
 
まさにジーンズは一日にして為らず。
 
 
これから部屋着替わりにこれを履き倒し、自分の皮膚のようにしてやろう!

そして中年時代の相棒として超カッチョイイ50代になってやろうと思いました。
 
 
詳しくは動画でご覧下さい↓↓↓

 
 
【取材協力】
JOKULHAUPS -ジョークルホープス
所在地 松本市双葉12-57 中田ビル1F east
WEBサイト http://jokulhaups.jp/