真顔劇場への道(9)~舞台セット


 
劇場全体の舞台セットをどうするか?

お金もかけられないし、準備する時間もありません。



それでも、お茶の間シーンのちゃぶ台、学校シーンの教室風の机と椅子は欲しいかなと。

ちゃぶ台は仲間が準備してくれることに、

教室の机は、運よく小学校の古くなった木の机を譲ってくれることなりました。
 
机  
 
8個のも机と椅子のセット。

これを仲間が軽トラに積んで手配してくれたのです。
 
 

セットの配置

 

問題はこれらをどう配置するか。

舞台上では茶の間コント、教室コント、アイドルライブ、バンドライブ、ディスコタイムとシーンが変わります。


基本は何もない裸舞台で行くことになりましたが

ちゃぶ台や教室の机、椅子、バンドの機材など、舞台の転換を少人数でしなければなりません。
 
スタッフは少人数  
 
舞台監督に相談したところ、さすがのナイスアイデアが!

セットの転換を最小限にするために、お茶の間シーンのセットを、舞台上ではなく客席に張り出す。

つまり円形劇場のように茶の間セットの三方が客席になる。ランウェイみたいな。


これは素人には思いつきませんでした。


そうすることでステージは広く使えるし、いちいち転換の必要がなくなります。


踊ったり、バンド演奏したり、自由に動けるわけです。

さらに良いこともあります。

セットを客席へ張り出す

客席と茶の間コントの距離が近くなったことで、より臨場感を高めることができます。

声もその分、客席に届きやすくなりました。

経験豊富な舞台監督による、一石四鳥の妙案!


後は教室シーンの時に机と椅子のセットを袖から出して来ればいいだけです。



この机と椅子は学校のお下がりの古い木製の物。

わざわざ友達が引き取りに行って、実家に保管しておいてくれたのです。



しかしいざ転換の動きを練習してみると、問題がおこりました…。
 
 

時間と空間

 

転換の時に動けるスタッフは限られています。

木製のしっかりした机と椅子8つを短時間で少人数で出し入れするのは結構大変…。


さらに舞台袖には、他にもバンドのマイクや、さまざまな小物も置いてあります。

20分程度の教室コントのために、このわずかなスペースを机と椅子で占領してしまうのは余りにも無駄が多い…。


手配してくれた友人には非常に申し訳なかったのですが、今回は泣く泣くパイプ椅子のみでやることになりました。
言い出しておいてごめんなさい。

これだけじゃなく、ほかにもいろいろ当初の予定から途中でプラン変更、人員の役割などが変わってしまうことがたくさんあり、

仲間を振り回すことになり、迷惑をかけてしまいました。


なにしろ初めての試みだらけだったので、イメージ通り進まず…。

それでもその都度、文句も言わずに付き合ってくれた仲間に心から感謝しています。

 
 
 
次は進まぬ稽古…。
 
(つづく)
真顔劇場への道(10)~進まぬ稽古