睡眠が足りない現代人。眠りを改善するたった一つの方法とは?

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6時間程度の睡眠時間を確保できるのに、寝つきが悪かったり、夜中に何度も起きてしまったりして、寝 起きがすっきりせず、昼間に強い眠気を感じるという人がいます。
 
昼間の眠気  
 
そういう人はぜひ、生活に運動を取り入れてみてください。

睡眠の改善に繋がります。
 
 
実際、体を動かしてしっかり汗を流した日は、疲れて早めにベッドに入りたくなるし、夜中に目を覚ますことも減ります。

アスリートの睡眠時間は 普通の人よりも長く、引退すると不眠に悩むことも多いそうです。

ただし、運動により睡眠は改善できますが、習慣づけることが大切です。

思い立って日曜日だけ10キロ走っても、睡眠の改善という面ではあまり意味がありません。

それよりも毎日の通勤で片道15分ずつでも歩いたり、自転車通勤するほうが効果があります。
 
睡眠と運動  
 

運動で睡眠の満足度も向上

 
運動の習慣が睡眠の質を改善することは、海外の研究でも確認されています。

長期的に運動を続けることで、寝つきが良くなり、夜中に目を覚ますことが減り、徐波睡眠(入眠直後に訪れる最も深いノンレム睡眠。成長ホルモンが分泌され、細胞が修復される)が増え、全体の睡眠時間が長くなるといいます。

中途覚醒
通常、年を取ると徐波睡眠が減り、中途覚醒が多くなり、睡眠時間も少なくなっていきます。

つまり、運動の習慣を持つことで“睡眠が若返る”わけです。

2013年には、米国睡眠財団が約1500人を「運動しない」「低強度の運動 をする」「中強度の運動をする」「高強度の運動をする」の4グループに分け、運動と睡眠について調査しています。

睡眠時間は4グループともあまり変わらなかったそうですが、大きく違ったのは満足度。

平日の睡眠時間が「足りている」 と答えたのは「運動しない」人たちが53 %だったのに対し、「運動する」人たちは70%。

睡眠と運動習慣
「よく眠れている」と答えたの は「運動しない」が56%に対し、「低強 度」76%、「中強度」77%、「高強度」83%と、ハードな運動をしている人ほど高くなっていたそうです。
 
 

運動よりも“睡眠時間優先で

 
ただし、まず優先したいのは時間の確保です。

仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」という人は多いです。
 
昼間の眠り  
現代人、とくにビジネスパーソンは圧倒的に睡眠不足だと言われています。

睡眠時間が5時間台の人も多く、ほとんどの人は7時間も眠れていません。

そのような人がいくら運動しても、睡眠不足は解消されません。
 
運動の前に、まずは十分な睡眠時間を確保することが前提です。
 
 

日常の中に運動習慣を

 
睡眠時間を確保したうえで運動をする場合は、できれば毎日、少なくとも週3日以上は行うようにしましょう。

時間が取れない人は通勤時に片道15分のウオーキングをする程度でも大丈夫です。

エレベーターやエスカレーターをやめて、なるべく階段を使うなど、日常生活の中でも運動を心がけることが大切です。
 
歩く  
それだけでも睡眠の質が向上します。

良質な睡眠量は日中の活動量に比例します。

良く動き、よく眠る生活を心がけましょう。
 
睡眠の質