奇抜な周遊バス。タウンスニーカーがスゴイ…!

2017年11月24日

 
松本市中心部を周遊するバス「タウンスニーカー」をご存じだろうか。

松本駅を起点に東西南北の4コースがあり、どのコースも200円均一で乗ることができる。
(200円という料金が高いか安いかは賛否あるようだ)
 
運行表などの詳細はコチラ↓↓↓(市の公式ページへ)
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/kurasi/sumai/bus/town.html
 

タウンスニーカー
松本駅から4コースが出ている

 
タウンスニーカーの運営はアルピコ交通だが、今年、松本市と運行協 定を結び、市が運行経費を全額負担する「実施主体者」となった。

8月よりルートが見直され、便数もこれまでの約3倍。

利便性を向上させている。

実際に乗ってみた。



実際に乗ってみた

 
 
まず北回りコース。
 
お城のお堀端を通り、重要文化財「旧開智学校」でUターン。

再び松本駅まで戻れる。
 
 
途中、歴史ある街並み「上土通り」などもあり、観光客にはピッタリのコースだ。

平日ということもあり、乗車率は高くないが、観光客のみならず地域の人たちもそこそこ乗り降りしていた。

観光名所案内もあり、降りなくても乗っているだけで「松本城」や「旧開智学校」の外観を楽しむことができた。

 
 
続いて東コース。
 
こちらは今回話題によく上がるイオンモール松本へアクセスできるコース。

残念なのは前に触れた「中町」を突っ切ることだ。

個人的にはやはり中町を通らず、大名町から上土、大橋通りへ出て、イオンへと繋げて欲しいと思う。
 
 
ちなみにタウンスニーカーでイオンモールに来店した場合には「お帰り切符」を提供するなど、公共交通の利用を促すという。
 
 

今回、運航スケジュール、コース変更されたのは

 
北コース(松本城・旧開智学校方面)
 
運行間隔が平日30分、土日20分に。
始発:午前8時30分、終発:午後5時15分
旧開智学校で折り返し運行になり、図書館近くにバス停を移動。
大名町付近で東コースへの乗り換えがしやすくなった。
 
 
東コース(中町、あがたの森方面)
 
運行間隔が20分に。
始発:午前8時40分、終発:午後8時00分
大手門駐車場を新たに経由し、北コースへの乗り換えがしやすくなった。
 
 
南コース(相澤病院・ゆめひろば庄内方面)
 
運行間隔が30分に。
始発:午前7時30分、終発:午後6時35分
便数が倍増し、通院やお買い物が便利。
このコースは地元の人たちが利用するケースが多い。
 
 
西コース (合同庁舎方面(ショートコース)、日本浮世絵博物館方面(ロングコース))
 
運行間隔が30分に。
始発:午前8時10分、終発:午後6時40分
浮世絵博物館や歴史の里まで路線を延長。
浮世絵博物館や歴史の里まで行く人がどれだけいる分からないが、「なぎさライフサイト」を経由するのは便利だ。
 
 
 
ちなみにこのタウンスニーカーのバスにはいくつかの種類があるが

もっとも注目度の高いのがこの「クサマバス(水玉乱舞)」だ。
 
 
松本出身の前衛芸術家・草間彌生がデザインしたバスで、そのトレードマークの水玉がビッシリと張り付いている。

正直初めて見た時は度肝を抜かれた。

芸術とはこういうものなのだろう。
 
 

もし県外から来られた時にタウンスニーカーに乗るなら、ぜひ水玉乱舞に乗って欲しい。

窓の赤い水玉は内側からは透けて見えるようになっている

 
 
今回実際に乗車した感想だが、正直利便性は格段によくなっている。

なにより一時間に一便しかなかったものが30分間隔に、東コースでは20分間隔で運行されている。

都会ならまだしも、松本の路線バスで20分間隔はかなり便利だと思う。
 
 
「待つ」ことへストレスはほとんど感じなかった。
 
 

問題は懸念されている渋滞時に、運航スケジュールが遅れることだ。

バスが時間通り来ないのは当たり前だが、あまりにも送れるとせっかくの増便が無駄になる。
 
 
そしてストレスから客離れが起き、その結果バスに乗る人が減ってしまう。
 
 
遅れるのは仕方ない。

待つことへのストレスを少しでも減らせられれば良い。

今現在バスがどこを走っているのかがアプリで分かったり、遅延時間を表示できるものがあればいいかもしれない。
 
 
そして最後に、少しくらい時間が遅れてもイライラせず、ゆとりある気持ちを持てるようにしたいとも思った。

   
便利になったタウンスニーカー、地元の方もぜひ活用してもらいたい。