「美ヶ原高原美術館」が楽しすぎてヤバイ…。

松本市街地から車で1時間15分ほど、標高2000㍍の美ケ原高原。

世界文化遺産に登録された富士山をはじめ、日本百名山の42山を一望できる雄大な景色は全国でもここだけだ。

夏のお花畑、秋の紅葉、冬の霧氷や樹氷など四季折々の自然を、思い立ったらすぐに見に行けるのは地元ならでは。

 

美ヶ原高原美術館

4万坪の敷地に約350点の現代彫刻を常設展示した野外彫刻美術館。

 


308㌢の巨大な「親指」(セザール・バルダッチーニ)、サイのシンボルを連想させる「犀」(池田満寿夫)などユニークな作品が並ぶ。
 
 
 

 
「東のウサギが西のウサギに会いにゆく」
藤原吉志子

見た目はかわいいウサギというメルヘンタッチな作品。しかし、この作品はベルリンの壁崩壊に歓喜した作者が、それを題材に取り入れ、全世界の平安を強く願う思いが込められた平和のためのモニュメント。
 
 
 
「愛のモニュメント」
新谷琇紀

それぞれに制作した作品を再構成して作り上げられた、優美で軽やかなモニュメント。
エミリオ・グレコから学んだ官能性に独自のリズミカルな運動表現を加えたことで、より一層の躍動感が伝わってくる。

 
 
 
「暦(こよみ)」
杉山惣二

古代ギリシャの彫刻のように古拙な微笑みを浮かべて直立する7人の男女。
そこは神殿のように幻想的で悠久の時間の流れが感じられる。
自身の作った作品の中に入り込みたいという思いから、この作品を制作したそうだ。

 

 
「ダイアモンド構造」
後藤良二

81体の男性像をダイアモンドの分子構造に置き換えて作られている。両手足を思いきり伸ばしがっしりと結合し支えあいながら大空に向かっていく姿は、健康的で力強く、希望の未来へと羽ばたいているよう。

 
 
このほかにもたくさんのネタ…いや芸術がそこら中に転がっている。
 
 
 

ぜひ芸術の秋を感じて欲しい。
 
 
室内には子供が遊べるアスレチック的な巨大遊具も
 
 
■ 住所/〒386-0507 長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
■ 開館時間/9:00~17:00(入場は16:30まで)
■ 開館期間/2017年度4月29日(土)~11月5日(日)(予定)
■ 入館料金/大人1,000円