懐かしのあの頃へタイムスリップ!? 松本市モードストリート『安原町』
魅力というのは自分ではなかなか気付かないもの。
旧松本城下町。昔から残る通りや小路は、ノスタルジックな雰囲気が満載だ。
散策して楽しいのが「安原町」。
ミドル世代が少年時代を過ごした頃のような、昭和な街並みを色濃く残す。
松本城の北東に位置するこの通りは
初めて訪れた人でも、なぜか懐かしい気持ちにさせる、まるでタイムスリップストリートだ。
誤解しないでもらいたいのだが、古臭ということでは決してない。
駅前など、どこの町でも同じような店、同じような建物ばかりになってしまっている現在の都市景観…。
機能的だが画一的な街ばかり見ていると、時代と人を感じる安原町のような町があることは本当に嬉しい。
今後は、復元されたテーマパークのような町ではなく、リアルな魅力ある街を残すことが人を引き付けるコンテンツになる、と思うのだがいかがだろうか。
ただ、昔から地元に暮らす人々はこの魅力にイマイチ気づきにくい。
客観的に魅力を拾い上げ、上手く広報できる機関、企業があれば、観光資源としても生かせるはずだ。
古い建物を残すのは持ち主にはいろいろな負担がかかる。
行政がもっとその価値を分かり、補助していければよいのだが…。
古き良き昭和の町、松本市『安原町』。
いつまでも「あの頃」のままでいて欲しい。