ボルダリングパークへ。壁登りで気づく人生の大事な要素とは?

 
2020年の東京オリンピックから正式種目となる「クライミング」。

その種目の一つ「ボルダリング」は高さ5メートル以下の壁に設定された複数のコースを、制限時間内にいくつ登れたかを競う種目。

簡単に言えば人工壁をよじ登る競技だ。

 

今回はそのボルダリングにチャレンジ。

 

実は公園にあるボルダリングウォールはやったことあったのだが、本格的なジムは初めての挑戦。

信州スカイパークのボルダリングウォール。無料でこれだけ立派な壁があるところはそうはない。
 
 

ボルダリングジムへ

 
家から車で10分程の所にある『ボルダリングパーク Edge and Sofa(エッジアンドソファ)』

 

初めての人は「体験ボルダリング2時間パック」からということでさっそく申し込み。

 

若くて、さわやかなインストラクターさんがジムでの注意事項から準備運動、ルールなどを丁寧に教えてくれる。

最初のストレッチの時点ですでに付いていけない。

準備運動で足を攣りそうになる。

島内にあるボルダリングジム

 

着地の仕方などを教わり、いざ壁に挑戦。

好き勝手登るのではなく、ちゃんと難易度別にルートがある。

 

石がシールでマーキングされていて、そこだけ掴む。

足は自由にしていいとか、足も指定された石だけとか…。
 
 
子供は体が軽いのでスイスイ登る。

 

力技で登ってみるが、上手い人を見ていると全く力を感じない。

 

バランスよく重心を移動させることで、無駄な力を使わない。

だから、ボルダリングは男より女性や子供の方が上手だったりする。

足を上げたり開いたりするには体も柔らかい必要がある。

 

そしてもうひとつ。

計画性。

 

無駄な力を使わないためには、ゴールまでどのように登るのかを予め決めておかないといけない。

行き当たりばったりでは、すぐに腕がパンプアップ(※)してしまう。
(腕がパンパンで力が入らなくなる)

どのように石を掴んでいくのか、足はどこに載せるのか、最初にちゃんと計画してから登り始める。
 
我流ではすぐに腕が限界にきてしまう。
 
まるで人生を象徴するかのようなこのスポーツだ。

奥深い。

 

四十も過ぎるとパワーや勢いでは若い人には敵わない。

経験生かし、想像力を働かせ、柔軟性とバランス力で勝負するのがミドルの処世術なのだろう。