「ビタミンちくわ」スギヨ?紀文?食べ比べてみたら驚きの結果に…!

2018年1月9日

 
信州に来てから知った事の一つに「ちくわ」がある。

どこのスーパーに行っても売っているのがこの「ビタミンちくわ」
 
ビタミンちくわ

ちなみに筆者の出身地である徳島県、特に小松島市周辺地域で「ちくわ」と言えばこれだ。

 

「ビタミンちくわ」の販売量は、北陸が3割、長野と新潟で7割を占めるという。


発売から60年たった今でも信州人に愛され続けている「ビタミンちくわ」

通称「ビタちく」


長野県内では知らない人はいないほどのおなじみのものである。

そもそも「ビタミンちくわ」とは、ビタミンA、ビタミンEなどを含んだ魚油が添加されたものらしい。


ビタミンちくわを開発したのは石川県の「スギヨ」という会社。

長野県では「県民食」と呼ばれるほど売れるため、

魚肉練り製品などを製造する業界最大手の「紀文」

長野県に向けて「ビタミンちくわ」という名称の商品を出荷している。



発売元である「スギヨ」は、その昔ちくわの穴に食塩を詰めて腐敗を防ぎ、七尾港から直江津港まで海上輸送し、馬車で長野県へ運び込んだそうだ。



ところで現在「スギヨ」「紀文」の2社から発売されている「ビタちく」
 
ビタミンちくわ  
 
食べ比べてその違いが分かるだろうか?


ちくわ自体も、パッケージもそっくりなため、料理に入っていてもそれほど違いが分からない。

今回は、生で食べてその違いをしっかり確かめてみた。


まずは本家「スギヨ」


持った感じはしっとり。

香りはまあ「ちくわ」だ。

続いて穴に指を突っ込んでみる。

なかなか適度な差し心地だ。

食べてみる。

ん?

すり身特有の塩気があまりない。
 
スギヨのビタミンちくわ  
味はいたって淡泊。

甘味もある。

しっかりとした弾力。
 
 
 

次に業界大手の「紀文」


持った感じはパサっとしている。

香りはまあ「ちくわ」だ。

続いて穴に指を突っ込んでみる。

ん?
 
紀文のビタミンちくわ  
キツイ。

スギヨと比べて穴が狭いのか、弾力が強いのか…。

味は、塩気が強い。
 
 
 

まとめると…


スギヨの方はやわらかく、薄味。

料理の味を邪魔しないので煮物などに向いているだろう。
 
 
質感はしっとりしている。


紀文は少し固めで弾力が強い。
 
 
味は塩気があり、そのままかじって酒のつまみにも良さそうだ。


どちらかは好みで分かれるだろうが。

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いずれにしてもこの「ビタミンちくわ」。

生で食べても十分おいしい。

そして煮物や炒め物、てんぷらにすると、一層味わい深くなる。


煮物にするとだしが出て、他の食材もおいしくなるという優れもの。


信州に来たお土産にもおすすめだ。