肉食を減らせば若返る!「減肉」プチ菜食主義のすすめ
肉を食べることは体に悪いという説があります。
数年前から「肉を食べない健康法」について解説された本が数多く出版されています。
ですが、逆に肉は食べた方が良いという意見もあります。
果たしてどちらが体にはいいのでしょうか?
完全に菜食主義の方や、肉食をやめていたがまた食べるようになった方などさまざまな人の意見を統合してまとめると…
「体質、環境、年齢、性別、人種によって人それぞれ」
ということのようです。
まず「肉を食べない」ことのメリットとデメリットをあげてみます。
「肉を食べない」ことのメリット
・疲れにくくなる
食べた肉を体が消化するには、野菜を消化するよりもエネルギーを使います。そのため、肉をを食べるだけで体に負担となります。
・不安や心の乱れが少なくなる
肉を摂取することが増えると体が酸性体質になるため怒りっぽくなりやすいと言われています。
・食費が安くなる
近頃は野菜も高いですが、やはり牛肉などは高価です。
・体臭・排泄物のにおいが臭くなくなる
肉は腸内の悪玉菌を増やします。それにより腸内環境が乱れると体臭や便が臭くなります。野菜などの食物繊維は腸内環境を整えてくれるため、便や体臭が少なくなります。
・肌がきれいになり、髪の毛が増える
ビタミンや食物繊維が豊富な野菜を中心とした食生活を送ることは、肌や髪の毛によいとされています。
「肉を食べない」ことのデメリット
・友人や家族とレストランなどに行く時、気を遣わせてしまう
友人宅に行ったりパーティーなどでは肉料理がメインになることが多いです。
・日本ではまだまだベジ志向が薄い
まったく肉を食べないとなると、お店やメニューにかなり制約ができます。
・肉断ちはしたものの、やはり肉料理に惹かれる。
体が自然に肉を求めなくなるまでは我慢も必要ですが、それにストレスを感じるようだと精神衛生上よくありません。
・栄養的にバランスがとりづらい。
肉の代わりとなる栄養をしっかりとらないと栄養不足になります。
現代人は肉を食べ過ぎている
肉を食べた方がいいかどうかは人種にもよります。
欧米人と日本人では消化器官の作りが違います。
昔から穀物や魚で生活してきた日本人の体には、欧米化した今の日本の食文化は体質的に合わないと言われています。
肉を食べた方が良いかどうかは別にしても、少なくとも現代の日本人は必要以上に肉を摂り過ぎています。
食べないのではなく減らす
デメリットにもあるように、完全に菜食主義になると日常生活や社会生活に支障があります。
あまりストイックにならず、「週末や飲み会では肉を食べる」、「1カ月に一度は焼肉OK」というようなルールで
なるべく減らしていけば良いでしょう。
栄養は足りるのか?
肉の一番の栄養的メリットは良質なたんぱく質を摂れることです。
しかし、これは肉からではなくても大豆や魚からでも取ることはできます。
今の日本の食環境で肉からしか摂れない栄養素はありません。
肉を減らしたところで栄養不足などにはなりません。
まとめ
完全に肉を食べなくするのはハードルが高いですが、
「なるべく食べない」というスタンスが一番良いでしょう。
そもそも現代人は栄養過多な生活に慣れてしまっています。
意識して肉を減らしてちょうどいいくらいなのです。
無理なくできる範囲で減らしていくのが一番ですね。