山麓にある知る人ぞ知るラーメン屋さん「丸一らあめん(安曇野市穂高)」がヤバうま!

とにかく気さくで優しい、丸一のご主人

行きたかったお店に行ってみた!

 

穂高温泉郷にあるラーメン屋さん「丸一らあめん」さん

 
 

ラーメンもお店もご主人もクセになる店

 
前から噂には聞いていたのですが、松本市内からランチで行くには距離がありすぎるのと、不定休だというのでなかなか行けず、

僕の中で幻の名店となりつつありました。
 
穂高山麓線の丸一らあめんの店先  
今回はちょうど仕事で穂高有明に用事があったので、仕事が片付いた11時過ぎに電話をしてみました。
 
 
しばらく呼び出した後、電話にでてくれた店主さんに

「今日は営業しますか?」と聞くと、

「あ、大丈夫。ちょうど今向かってるところ!」

(お!やった!)

「わかりました!じゃあ12時からですかね?」

「いや、もう着くから、着いたらすぐできるよ」

(あれ?12時からと聞いていたけどいいのかな…?とりあえずラッキー!)

「ではこれから行きます!」
 
 
かなり不定休で週に3日くらいやってるかどうか…、と聞いていたから本当にラッキーです。
 
 
国道147号線、有明駅近くの北穂高の交差点を左折、穂高温泉郷方面に5分ほど進むと「宮城」という交差点の左手にお店があります。
 
安曇野市 穂高 山麓線 宮城の交差点に「丸一らあめん」はあります。  
スナックの隣にある決して新しくはない建物。

一見、ここもスナックのようですが、「らあめん」の看板があります。
 
丸一らあめんの建物  
暖簾も何もなく、扉は開け放たれていました。
 
 
中を覗くと、店主さんが一人でカウンターの中にいます。

まだ11時過ぎだったので、お客さんは誰もいませんでした。
 
 
「こんにちは~」と声をかけると、

「はいいらっしゃい~」

何の気負いもなく、だからといって不機嫌でもなく、とても自然体の対応です。
 
 
「好きなとこ座ってや」

関西弁です。
 
 
カウンター席とテーブル席があり

カウンターには3人分の椅子があります。
 
 
「メニューはどこですか?」と聞くと

「あ、そこそこ」

とカウンターに無造作に置かれた紙を示してくれました。
 
 
意外とメニューはシンプルで、「しょう油らあめん」、「みそらあめん」、「ちゃあしゅうめん」などのほか

ホルモン、ワンタンなどのトッピングができるようです。
 
丸一らあめんのメニュー  

ホルモンのトッピングって珍しいですよね。
 
 
事前の情報では「ちゃあしゅうめん」がかなりインパクトあるとのことだったので、

「ちゃあしゅうめんの…大盛りって結構多いですか?」と聞くと

「大盛りは麺2玉に肉が150グラムやな。お腹減ってたら食べられるよ」

と優しく教えてくれた。
 
 

「じゃあ、ちゃあしゅうめんの大盛りいっちゃいます!」

「いく?はいはい、じゃあちょっと待っててな」
 
 
この店主さん、大阪弁やその見た目からは想像できないくらい人柄が優しくて、喋り方や表情から人の良さが滲み出ています。
 
 
待っている間も、手を動かしながらいろいろお話してくれました。
 
丸一の店主さんはとっても気さく  
関西でラーメン屋をやっていて、移住、開店して10年くらいということ。

信州には山やスキーでよく来ていたこと、

バイクで通りかかって、この居ぬきのスナックを見つけて再びラーメン屋をやろうと思ったこと、

昔おばあさんがやっていた「丸一食堂」が名前の由来になっていることなど…。
 
 
出て来たラーメンは噂通りのインパクトです。

丼からはみ出るように並んだチャーシュー、大盛りの青ネギ、スープはこぼれるほどにたっぷり!

受け皿がないとこぼれてしまいます。
 
丸一の「ちゃあしゅうめん」大盛り  
スープは見た目こってりで油たっぷり。飲んでみるとめちゃくちゃ味わい深いコク。

でもまったくしつこさや臭みを感じません。

表面が油膜で覆われているので、中はいつまでも熱々です。

聞けば、豚骨ではなく豚の皮を煮てとった油をラード上にして、スープに使うのだとか。
 
丸一のラーメンは豚の皮でダシをとっている  
鶏ガラや豚骨は一切使わず、豚の皮。

そういうスープは知らなかった…。
 
 
麺は白くて極太。まるでうどんのようです。

どうやら自家製麺らしいですね。
 
まるでうどんのような極太の丸一の麺  
この太くてコシのある、もちもちした麺がこのスープにめちゃくちゃ合うんです。

麺に絡みつくのか、麺にしみ込んでいくのか、これほどスープと一体となっている太麺のラーメンは初めてです。

この麺…、うまい!!
 
丸一の極太麺  
チャーシューは薄く切ってあり、トロトロとろけます。

「これは関西風のラーメンなんですか?」

「う~ん、関西風っていうんかな?昔からこれしか作ってないし、これしか知らんから…」

と控えめに言われたが、相当研究して作られているのは間違いありません。
 
丸一のラーメンは独特のスープ  
 
「辛いの好きやったら、なんでも入れてな」
卓上のラー油や沖縄の調味料、コーレーグースを紹介してくれました。
 
丸一の卓上にある調味料、コーレーグースも  
これがまた辛いのに、このこってりスープにめちゃくちゃ合います!

「氷菓子食べる?」

と言って冷凍庫から出してきてくれたのはチューペット(関東ではチューチュー?)。

ポキンと半分に折って手渡してくれました。
 
丸一ではチューチューアイス(チューペット)をサービスしてくれました。  
なんとサービス精神旺盛なんでしょう。

温かい時期は全員に出しているそうです。

僕が徳島出身だと話していたので

「これのこと徳島ではなんて言うてた?チューペットやんなぁ?こっちはチューチュー言うみたいやな」

とにかく気さくで、頑固さも威張ってる感もまるでなく、自然体。

本当に大阪のめちゃくちゃいいお父ちゃん、という感じです。

これはラーメンの味だけじゃなく、このご主人と話すためだけに来る人も多いでしょうね。

味、店、人、すべてに魅了されてすっかりファンになってしまいました。

このラーメンは本当に美味しいし、長野県では味わえない味です。
 
丸一らあめん、最高にうまい  
 
これからちょくちょく通うことになるのは間違いないです。

夜は居酒屋としてもやっているので、それも気になる!!

穂高に行ったらぜひ立ち寄ってみてください。
 
とにかく気さくで優しい、丸一のご主人  
運が良ければ営業してますよ!^^

※電話してから行ったほうががっかりしなくていいです。

◎動画でもご覧ください↓

 
丸一らあめん
所在地 安曇野市穂高有明8952-9
TEL 090-3843-9812
営業時間(要確認) 12:00頃~13:00頃・17:00頃~21:00頃
定休日 不定休(要確認)