松本今むかし物語 其の一

 
歴史ある城下町松本。

お城や、外堀再現、蔵作りの町など江戸時代の面影に注目されるが、

今回はもう少し近代の街並みにタイムスリップしてみたい。

 

昭和中期の町の様子と今の町を比べてみた。

 

 
松本城の北西にあった遊園地の飛行塔。
写真は昭和38年頃に撮られたものだとか。
 
 
行列になっているところから当時の人気ぶりが感じられる。

この裏側にはお猿の電車があったそうだ。
 
 
後ろの山の位置を比較して現在の写真を撮ってみた。
 
 
現在、植栽で山は見えない。

ちなみに写っている建物はトイレ。

 
 
 
こちらは‘64年(昭和39年)の東京オリンピックの聖火。
 
 
場所は庄内1丁目(旧町名・南新町1丁目)、栄橋南から北を撮った写真。

当時は一方通行の方向が現在とは逆方向だったという。
 
 

現在
 
聖火は松本城から真っ直ぐに南に向ったと思われる。
 
 
後ろに見える「信州建~」(信州建材か?)は現在、ビルが建っている。
 
 
今なら、この場所で恐らく聖火でこの人数の動員はできないのではないだろうか。
 
これは高度成長期、すべての日本人が同じ夢に向かっていた証しだ。
 
 
 
これは六九に「井上」があった頃の屋上の滑り台。子供にはちょっと怖かったそうだ。

 
 

写真提供:小沢さま
 
(「松本今むかし物語」に、昔の写真をご提供いただける方、ご応募お待ちしております!)