松本出身。人気急上昇!魂のイラストレーター「松下完之助」

松本市出身の新進イラストレーター松下完之助。

イラストレーター 松下完之助

繊細、奇抜、大胆、ポップ、浮世絵…どの枠にも収まらないその画風を例えるなら「自遊」。

家の壁、テーブル、スペースがあればどこにでも毎日絵を描き、児童画展で賞を獲るなどしていた少年時代。

中学高校など専門的な絵画の勉強はしておらず、サラリーマンとなり、絵とは離れた生活をしていたが、
5年前、フェイスブックにアップしたジャッキーチェンのイラスト似顔絵が人気少年漫画編集者の目に留まり、39歳にしてイラストレーターの道を歩むことに。

マンガが好きではない完之助さんは自由に自分の世界観を表現できる一枚モノの手描きイラストアーティストの道をスタートさせる。


漫画風でもあり、絵画風でもある完之助さんの作品群。
一見ポップで可愛く、笑いを誘う作品もたくさんある中、その表現に脈々と流れるものは「黒い闇」。


「闇」から「光」を見出す時、そこに人間の生命、エネルギーが宿る。
闇にいるからこそ光に向かってゆける。闇があるからこそ光を認識できる。

「闇から出ようと、もがいた絶対的な努力は自分を裏切らない。それこそが最強」と語る。

混沌としている作品にも、細かくメッセージが幾重にも散りばめられており、不条理に見え条理。全てが紐づいている。


一方で見る人の自由を尊重し、個々の感性でどのようにも解釈してもらえれば、と完之助さん。

使用する画材も、油絵、水彩、アクリルなど多数。
自由奔放な色使いは作品ごとにまるで別人の描く絵。

共通しているのは迷いの無い線。

いざ描き始めて集中すると一切周りは見えなくなり、自分でもどのような心理状態か憶えていないという。
まさに全身全霊で描き込む。


自分が描きたいとい思う情熱が沸き起これば、ただそれに従う。

これぞまさに完之助ワールド。

39歳にして自分の好きな道を突き進むこと決めた完之助さん。

人生の岐路に立つ悩み多き同世代のミドルに、その人生観、強く生きるヒントを聞いた。

「人の顔色をうかがって生きたくはない。
人を信じることはいいことだが、その前に自分がやってきたことを信じられるようになれれば。
いろいろな情報に流されず、人の判断ではなく、自分の目で確かめてほしい。
周りの評価ではなく自分の評価。
悩んだ時こそ、自分のやってきたことを信じて、芯を持ち、自分の判断を大切にしてほしい」

自遊に筆を走らせる魂の絵描きの目…。その絵の線と同じく、一切の曇りも迷いもなかった。

 



手描きイラストアーティスト・松下完之助
1973年長野県松本市生まれ

【information】
◎松本市寿北(竹淵)にある「淵庵村」では、7月22日と30日
松下完之助ミニ個展が開かれている。

多目的スペース「淵庵村」 http://www.fuchian-mura.com/
「松下完之助」公式ページ https://www.matsushita-kannosuke.com/