心に深く浸み渡る響き。中国伝統楽器二胡(にこ)奏者『二胡+シンガー=Shin』

7月22日、松本市寿北にある「淵庵村」で行われた二胡のミニライブに行ってきた。

中国伝統楽器 二胡(にこ)をご存じだろうか。



わずか二本の弦であるにもかかわらず、豊かで繊細な心に深く響き渡る音色。
その独特の美しい音を自由に、そして大胆に、たおやかに操る二胡奏者。

『二胡+シンガー=Shin』

中国大連出身。
12才から大学まで二胡を専門に学び、卒業後は指導者そして二胡奏者として数々の演奏者賞を受賞。

日本のアニメなど、様々な日本文化に惹かれ、2010年に来日し、二胡の指導者兼、奏者として長野県そして全国で活動する。

2016年からは拠点を首都圏に移し「GACKT」のライブで流れる楽曲に二胡演奏で参加するなど、今もっとも注目されている二胡奏者だ。

前述通り、二胡の魅力は心に深く浸み渡るような響き。
どこか懐かしく、せつなく、望郷を感じるその音色に人々は癒されているが、Shinの演奏はそれだけにとどまらない。

既存の楽曲演奏にしても、一奏者としての枠を大きく超え、アーティストとして独自の世界観、演奏の幅、そして力強さがひしひしと伝わってくる。

心に染み入りながら、心を揺さぶられる。

優しい人柄とともに彼の作り出す明るくも胸にしみる音色は多くの人々を魅了してやまない。

二胡の人気は日本で急上昇しており、現在、諏訪や松本でも習っている人が増えている。
見た目も品があり、音も魅力的。
その音色は人の歌声に近いとも評される「二胡」。

日本人に馴染みのない音のはずなのに、魂に届く響き。
なぜか目頭が熱くなるのを覚えた。

『二胡+シンガー=Shin』
中国遼寧省出身 / 1982年8月生まれ
いろいろなジャンルのミュージシャンとのセッションもこなしている。

公式サイト https://www.shin-acacia.com/