気軽にチャレンジ!『プレゼンスピーチ勉強会』に潜入
人前でしゃべるのは苦手…。
大勢の前に立つだけで緊張してしまう…。
そのような思っている人は多いのではないだろうか。
日本の義務教育課程では、そのような訓練はほとんどしていない。
だが、社会に出ると、仕事、学校のPTAや地域の集まりなどさまざまな場で、人前でしゃべる機会はとても多い。
このような人前で話す技術と度胸を付けるための『プレゼンスピーチ勉強会』が、松本市上土のピカデリーホールで開かれているという。
一体どのような勉強会なのか、取材させてもらった。
何より必要なのは経験
場所は、古い映画館を改築した劇場・ピカデリーホール。普段は地元の劇団などが演劇などに使用することが多い。
参加者は販売業、IT会社社長、弁理士、広告業、個人事業主など、
主催者の方に話を聞いた。
『仕事柄、人前でしゃべる事が多い。上がり症を克服したいと思って、セミナーなどで話し方を学んだが、実践する機会があまりない。大きな劇場で練習できれば度胸が付くのでは、と思い企画した』
フェイスブックで呼びかけると、同じような悩みを持つ社会人などが集まり、いつしか仲間が増え、月に一度開催するようになったそうだ。
勉強会は2部構成になっており、前半はアイスブレイクも兼ねたワークショップ。
グループワークで伝える技術の大切さを学ぶもの、演劇要素を用いた即興力を養うものなど毎回違ったお題が出される。
この日は、初心者演劇用のワークを一般人向けにアレンジし、失敗を恐れない練習。
例えば、非関連する単語を、次から次へと考える隙もなくしゃべるゲーム。
一人一人チャレンジしていくのだが、周りの人間はそれを判定する。
「山、魚、靴…カバン…」
「あ、靴とカバンは関連性があるからアウト!」
「海、水…」
「アウト!」
といった感じで時間を開けず、次々と隣の人へ移っていく。
連続で10個の関連しない単語を言えればいいのだが、それはほぼ不可能。
成功する必要はなく、失敗することに慣れるのが目的のワークだ。
『失敗を恐れるなと言われても、やはり人間は失敗をしたくない生き物。それならば上手に失敗すればいい。失敗を積み重ねることで失敗を失敗と思わず、当たり前のことだと思えるところまで経験を積むことが、失敗を恐れないことに繋がる』
と講師の永高英雄氏。
他人から見た自分のイメージは?
後半はいよいよプレゼンスピーチタイム。スピーカーは参加者の中から、立候補制で自由に発表でき、
スライドやホワイトボードを使った実践的な練習をする。
お題は『美味しいモノ』、『私の不満』など、毎回違ったものが、あらかじめ設定されているが、それ以外の内容でも構わない。
まったくしゃべる内容を用意せず、その場でいかに対応できるかといったトレーニングをするのでもいいそうだ。
それにより話す技術だけではなく、あがり症の克服にもなる。
聴講者は「診断スケール」と呼ばれる評価シートで、スピーカーのイメージや感想を書き込む。
冷静なのかエキサイティングなのか、真面目なのかユーモラスなのか、内向的なのか外交的なのか…
結果は後で各自にフィードバックされるのだが
これは、良い悪いではなく、自分という人間がどのように人から見られているか?
自分で考えている「自分」と人が見ている「自分」とのギャップを感じてもらうためのものだそうだ。
ここは上手に話すことが目的ではなく、あくまで練習、実験の場だという。
たしかに参加者はいろいろなスピーチを試したり、失敗して笑ったり、終始和気あいあいとしている。
勉強会というよりも、人前で話すことを楽しむ練習会といった方が良いかもしれない。
人前でしゃべることはとても難しいが、さまざまコミュニケーションの場において、避けられないスキル。
それを気軽に誰でも練習できる『プレゼンスピーチ勉強会』。
苦手だからと避けずに、遊び感覚でチャレンジしてみてはいかがだろうか。
プレゼンスピーチ勉強会の一周年記念イベントが2017年4月1日に開催される。 キリンビールの協賛で、新商品『一番搾り 信州に乾杯!』とのタイアップ企画。 入場無料。観覧希望の方は、Facebookページ、またはメールで申し込み。(下記)
https://www.facebook.com/events/1381786071891463/
メール…mmcmac0024963@gmail.com
https://www.facebook.com/events/1381786071891463/
メール…mmcmac0024963@gmail.com
プレゼンスピーチ勉強会(ピカデリーホール) | |
所在地 | 長野県松本市大手4-7-2 |
TEL | 0263-32-3030 |
WEBサイト | http://piccadillyhall.jp/ |
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