中年必見。スダチ健康法をすすめるワケ。

夏本番。

信州ではあまり馴染みがないが、8月から10月にかけてはスダチの収穫時期だ。

四国徳島の名産のスダチ。全国シェアが約98%。

筆者は生まれてから高校卒業まで徳島県勝浦郡勝浦町という田舎で過ごした。

町の工場、里山、毎日の食卓…。

常にスダチの香りがそこかしこに漂っていた。

これは今思えばとても贅沢な事だ。

東京などで買えばあんな小さな果実が一個50円以上はする。

 
すだちはただの飾り物ではない。
疲労回復や美白効果など、体に良い様々な効能が認められている。

いろいろな栄養素を含んでおり、果肉にはレモンなどの柑橘系に代表される成分のリモネン。

その香りには精神の状態を鎮静させて心を落ち着かせる効果があるという。

子育て、夫、仕事へのイライラにはもってこいだ。

 

果汁には多くのミネラル、クエン酸、ビタミンCが豊富。

ちなみにスダチの皮100グラムあたりのビタミンCの量はレモン果汁よりも多いそうだ。

豊富なビタミンCは、免疫力アップのほかミドルに美肌効果をもたらしてくれる。

皮にはビタミンA、カルシウムまで入っている。


忘れてはならないのが酸っぱさの正体、クエン酸。

クエン酸には体内に蓄積された乳酸を分解し、疲労回復効果が。

夏バテの体力回復にはもってこいだ。
 

それらの成分を全て併せ持つ「スダチ」の効果はすさまじく

・ガンの予防  ・ダイエット効果  ・食欲増進 など…

特にガン予防、転移再発防止には大きな効果が期待されている。

育毛促進や抜け毛予防にも効果があるというが、筆者の状況では残念ながらその効果は確認できていない。

信州ではイマイチ使い方が分かっていない人が多いのでレクチャーしよう。

入門編は焼き魚。

から揚げなどには言わずもがな。


揚げ物、鍋、湯豆腐、刺身、餃子…

ポン酢を使う場面で、代わりにしょう油とスダチを絞れば、なんともフレッシュ。


 

シューマイ。串に刺した事に特に意味はない

 

もちろんみそ汁にも。ツワモノはご飯にも

慣れてくると和食以外でも可。

コロッケやトマトソースのパスタ、ラーメンなどにも使える。


レモンでもないユズでもない、ましてやカボスでもシークァサーでもない

もちろんライチでもミカンでもない。

使い方無限大の緑のカワイイボール。

それがTheスダチ!

地元サッカーチーム・松本山雅FCのカラーでもある。

山雅サポーターにはスダチを絞って添えたスダチサワーなど、是非スタンドで飲んでほしいものだ。