畑を花やハーブ・野菜で楽しい場所に!『見触食笑活が出来る欲張り畑を作るプロジェクト:ゆめクジラの畑』(安曇野市)

~畑を花やハーブ・野菜で楽しい場所に!『見触食笑活が出来る欲張り畑を作るプロジェクト:ゆめクジラの畑』~

 

安曇野市三郷小倉。

西山山麓の畑に突如として現れた『海の家』。

ここは一体…。

思い切って敷地に入り突撃取材してきた。

広々した畑。
綺麗な花が咲き、安曇野の山をバックに、なんとものどかな場所だ。

【ゆめクジラの畑】

心から笑顔があふれる場所をこの安曇野に創りたい!との思いから、長澤雅子さんが作った畑。

ゆめクジラの畑とはいったいなんなのだ?

「見触食笑活の畑」

まるでシーサイドに立つテラスのような建物は、海の家ではなく、作物の乾燥小屋兼、調理場だった。

長澤沢さんは北海道出身

東京で仕事をしていたが体を壊し、安曇野の雄大な自然に魅せられ移住。

ここ信州安曇野で、自分も楽しく、誰かの役に立つことにチャレンジしたいと決めて、畑を人が喜ぶ場所にしたいと考えた。

美味しい野菜を作ってたくさんの笑顔で頬張る、美味しい顔を見たい!

見て触れて食べて心が満たされ笑顔になる。

沢山の笑顔が合わさって活動することが出来る畑。

そんな畑を作りたいと語る。

畑ではカモミールを実際に自分で摘んで、その場でハーブティにして飲める。

初めて飲んだ摘みたて淹れたてのハーブティはびっくりするほど爽やかでおいしい!

コーンを干して、ポップコーンにして出してくれた。

さらに近所からお裾分けしてもらったリンゴに梨。

田舎ならではの人の温かさ、もてなしの心を感じられる。

「見触食笑活の畑とは?」

普段目にすることが少ない野菜やコットンの実際に栽培している所を見てもらい
好奇心をもってもらいたい。

手で触って感触を確かめたり、鼻を近づけて香りを嗅ぐ。
そしてそれをその場でもいで、食べる。

その時の喜びを愛する人たちと分かち合う。

それが、見触食笑活の安曇野『ゆめクジラの畑』だ。

30m×50mの、元は田んぼだった農地を4つのエリアに区切ったガーデンにしたいという。

「憩いのエリア」
子供達が裸足で走り回れるように芝生を敷き、パッションフルーツを育てて日陰となる棚を作る。
ゴロゴロ寝転んだり、果実をもぎ取って頬張ったりできる。

「ハーブ畑」
爽やかな香りに包まれ、みんなで育てたハーブを安曇野の湧水でハーブティにして楽しむ。

「コットン畑」
繊維の原料となる、純国産のオーガニックコットンを種から育て、見て、触れて、感じる体験ができる。

「フラワーガーデン」
バラや季節の宿根草に包まれ、時間の経つのを忘れてリラックスできる。
そして、4つのエリアを色とりどりの宿根草で囲む。

この想いに賛同して、自分も役に立ちたいと、積極的に『ゆめクジラの畑』を訪れてくれる人がいる。

「草むしりでも、何でもするよ!」そんな人達の協力がささえとなっているという。

作業の合間にお茶をしながらのお喋りや、お礼に心を込めて作る、自家栽培の野菜で作ったオリジナルカレーをみんなで食べるのが至福の一時!

【その他『ゆめクジラの畑』で体験できる事】

①「穫れたて野菜で青空キッチン」
②「フレッシュハーブでティータイム」
③「芝生でヨガ」
④「コットンで雑貨作り」
⑤「みんなでチューリップの球根を植えよう!」
⑥「みんなで野菜の苗を植えよう!」
⑦「畑でカメラ」

『ゆめクジラの畑』では、この想いを実現していくため、クラウドファンディングをしている。

〇花の苗や球根の代金

〇ハーブ小屋や果樹棚の部材代金

〇テーブルや椅子の代金

〇管理作業用の機械代金

〇作業効率UPの為の道具代金

〇防草シートなどの資材代金

さまざまな費用がかかる。

クラウドファンディングを通じて、多くの人と繋がりみんなでこの安曇野で笑顔溢れる風景を創り出したいと長沢さん。

資金面でのご協力の他、野菜や花の手入れや雑草の管理での協力でも大歓迎だ。

この安曇野の自然の中でふくらむ「夢のクジラ」。

人が集い、笑顔が溢れ、植物や生き物のありがたさを五感で感じられる畑。

せわしない社会の中で忘れていた、人として最も大切なモノを思い起こさせてくれる場所だった。