昭和初期の映画館『松本電気館が復活⁉』

 
松本城の南東、下町、上土町。

昭和中期にはたくさんの映画館が並ぶ、娯楽の街として知られていた。
 

昭和の上土町

 
時代と共に映画館は徐々に少なくなり、今では映画館は一つも残っていない
 
改装され、貸しホールとなっているピカデリーホールがあるくらいだ。
 

昭和時代、映画館だった頃のピカデリーホール

 

現在のピカデリーホール

 
 
上土町会や上土商店街、「お城下まちづくり推進協議会」などが中心なるプロジェクトチームが当時の映画館の一つ、「松本電気館(旧上土シネマ)」を再生しようとしているそうだ。
 

昭和初期の頃に合った「松本電気館」(イメージ)

 
 
松本電気館は1917年頃オープンした映画館で、その後「オリオン座」、「松本東映」と名前が変わり、2002年に「上土シネマ」となったが08年に閉館された。
 
 

現在残っているのは上土シネマの建物

 
 
歴史ある映画館の建物を再生し、地域活性化の拠点にする考えだという。
 
 
ちなみに、2017年11月25日(土)には
現在、貸しホールとなっている「ピカデリーホール」松本電気館再生など、歴史的建築物を活かしたまちづくりに取り組むためのシンポジウムが開催される。
 
上土における大正ロマンのまちづくりの経緯や、松本電気館のことをより深く知るいい機会になるだろう。
 
 
シンポジウムの詳細
 
~歴史的建築物を活かしたまちづくりのあり方を考える~「松本電気館シンポジウム」

(内容詳細は下記ポスターを参照)
 


この一帯は下町会館など大正から昭和初期にかけての建物を残すなどの活動ををしており、そのおかげで当時の趣きを感じる街並みだ。
 
 
 
最近では若い人たちが空き店舗を再生して活用するなど地域活性化への取り組みが続いている。

松本城からも近く、観光客が回遊するには最適な場所ではないだろうか。

松本電気館がその地域活性化の拠点となれば再び、賑わいのある町になるだろう。

これからの上土、目が離せない。