デキる男のセルフマネジメント術。仕事もプライベートも生産性が上がる「マインドフルネス」

2018年10月3日

マインドフルネス

 
人の気持ちを活性化するといわれ、注目を集めるている「マインドフルネス」。
 
瞑想などの手法に注目が集まりがちですが、その目的と具体的な効果とは一体何なのでしょうか。
 
 

マインドフルネスとは

 
マインドフルネスとは、瞑想をするなどの行為を指すものではありません。

わかりやすくいうと

「自分の考えや 思い込み、感情、身体感覚を継続的に観察すること」です。
 
それは「個人やチームの判断や行動、そして生産的な結果」を生み出す手助けにつながります。

つまり実用的なマネジメント方法と言えるのです。
 
 
もしあなたが、人生においてどうやっても望み通りの成果が出ない場合、マインドフルネスが役に立ちます。
 
成果があがらない  
 
まず大事なのは、自分が本当に求める成果とは何かを明確にすることです。

さらに、自分が今現在、出している結果を分析して、それは求めた結果なのか?
そうでなければ本当はどういう行動をすべきなのか?

改めてプロセスとゴールを考えることです。

今、自分が出している結果には、自分の行動や習慣を改めるための情報が豊富に詰まっているからです。
 
情報が詰まっている  
 
マインドフルネスの逆はマインドレスネスと言います。

分かりやすく言えば、

さんざん営業や残業をして頑張っても成果が出ず、疲ればかりたまっていると感じたら、仕事のアプローチの仕方や働き方を見直すべきです。

単に勤務時間を短くすればいいというわけではなく、今、なぜ自分はこういう働き方をしているのか?

他に良い方法がないのか?を自分に問うのです。

自分に問う  
自分への問いを繰り返すことで、効果的な方向を見定め、行動を変えることができれば求める結果に近づくことができるはずです。
 
 

神経を休める習慣を持つ

 
自分が本当に求める成果とは何か?

そのために何をすべきか?を見極めるためには、心と体を健全な状態にすることが必要です。

頑張りすぎた神経の状態では、人は興奮して攻撃的になったり、うつの状態になったり、他人に会いたくなくなったりします。
 
鬱状態  
気が休まらない状態では、方向が見えてきません。

神経の状態に左右されるのではなく、 自らが神経をマネジメントすると、認識していなかった感情や思い込みを意識することができます。

その上で、興奮せず、自分の中にある不満や不安を明確にすると、問題にどう対処すべきかの解決案を見つけやすくなります。

神経をマネジメントするために必要なのは休息なのです。

休息する習慣には、もちろん瞑想という方法もあります。
 
瞑想  
入浴でもいいですし、朝にゆったりとした時間を過ごすというように、一人ひとりに合った方法でいいのです。

何より、十分な睡眠をとることは基本です。
 
 

自分をマネジメントする大切さ

 
ピーター・ドラッカーは「自分をマネジメントできない人間は、他人をマネジメントできない」と言っています。

彼はまた「マネジメントの目的は結果を出すことだ」といい、そのためのプロセスを重視しました。

単に時間通りに作業するのではなく、目標を立て、周囲とコミュニケーションをとりながら成果を出していかなければなりません。
 
コミュニケーション  
 
自分の状態も、周囲の状態もケアしながら、能力を引き出していく必要があるわけです。

生産性を上げるために必要なのは、ただがむしゃらに頑張ることではなく、自分をマネジメントし、的確な目標を立て、最適な方法で仕事を進めることです。

マインドフルネスは、 まさにその土台となる精神の状態を作ることと言えます。
 
 
安らいだ神経状態で 自分を見つめ直すマインドフルネスはビジネスマンだけでなく、すべての人の自己管理に役立ちます。

瞑想など、方法にこだわらず、自分に合った休息の時間を持つことが大事ですね。
 
休息とマインドフルネス