池波正太郎の愛したカレーパン。かの下北沢アンゼリカのパンが松本で食べられる!
松本駅前大通りにあるパン屋さん「アンゼリカ」さんへ。
実はこちら、東京下北沢にあった人気店「アンゼリカ」の暖簾分けのお店なんです。
下北の本店で修業していたご主人が3年前、松本で開店しましたが、その後、下北沢の方は閉店したためアンゼリカのパンを食べられるのは今はこちらのお店だけに。
こじんまりとした店内には、おいしそうな総菜パンやガラスケースに入った菓子パンが並びます。
カフェメニューもあり、2階のイートインスペースで食べることができます。
名物はあの池波正太郎もお気に入りだったという「カレーパン」、そして下北沢で生まれた「味噌パン」。
本店で考案された味噌パンは丸くて大きく、松本地方にある平たい味噌パンとはだいぶ違います。
どのパンもずっしりと大きいのは本店の時からで、昔、相撲をしていた先代の影響なのだとか。
カレーパンと味噌パンとシュークリームを買って2階へ。
この階段がなかなかの曲モノで、店主曰く、
「奥穂高岳のザイテングラート並みの傾斜」。
手すりに捕まらないと怖いくらいの急角度の階段を登ると、そこはオルガンや絵本が並ぶかわいいカフェスペース。
窓から駅前大通りを見下ろせるテーブルで、人気のカレーパンと味噌パンを食べました。
カレーパンは3種類あり、今回はスタンダード。
表面がサクサクで中はもっちりとした生地。中はピリッとした辛さのカレーがたっぷり。
味噌パンはふんわりとしたブリオッシュのようなイメージ。
松本の乾パンのような味噌パンとはまるっきり別のジャンル。
やさしい甘さと味噌のしょっぱさが絶妙です。
この味噌パン。
下北のアンゼリカでは行列ができるほどの人気だったそうですが、松本ではなかなか売れなかったとか。
やはりこちらで味噌パンと言えば、昔から配られているあの固いパンを想像してしまいますからね。
そこでオレンジを加えた「オレンジ味噌」を作ったところ売れるようになったのだとか。
オーナーも夫人も山好きなので、信州でお店を開くことにしたそうです。
とても元気で明るく親切。
学生の常連さんも多いというのも頷けます。
ひとつひとつ丁寧に作られたパンは、どれもおいしく、大きい!
さすがにシュークリームはその場では食べられず、持って帰っておやつにしました。
奥さん曰く、ご主人はクリームが好きなので、こだわっているとのこと。
さっくり香ばしい生地の中に、なめらかでコクのあるカスタードがたっぷり!
このシュークリームも絶品でした。
ぜひ気軽に立ち寄って、オーナー夫妻と話してみてください。
◎動画でもご覧ください↓↓
アンゼリカ | |
所在地 | 長野県松本市中央3-1-25 |