お城近くの隠れ家的酒場『我寧舎~がねいしゃ~』で語り飲み。そして九死に一生を得た伝説の男

暑い夏の夕暮れ、まだ明るいうちからチョイ飲み。
今日訪れたのは、松本市城東。
お城の総堀脇にあるカレーとアジアン料理のお店「がねいしゃ」…
ではなく、その2階にある居酒屋「我寧舎」。
ここのマスターは元木良一郎さん(良さん)。
下の「がねいしゃ」はその息子さん夫婦が営んでいます。
下のお店はランチ、そして夜も飲めるお店ですが、2階は良さんがお孫さんの子守がてら、
小じんまり、ゆったりやってるアットホームな酒場。
良さんの隠れ家であり、お孫さんの遊び場のような雰囲気。
とっても落ち着くし、和みます。
まずは生ビールで夕日見ながら乾杯!
他にも北海道出身の良さんこだわりの瓶ビールや缶ビール「サッポロクラシック」「サッポロラガービール」「黒ラベル」など。
料理は下の「がねいしゃ」さんのメニューが食べられます。
昭和のレコードや平凡パンチなど雑誌のコレクションも見ていて楽しい。
そして懐かしいLPをかけて踊ったりしちゃう!
飲み仲間との出会いと語り
この後合流したのは、陸上自衛隊に勤務しているアイアンマン、木下貴光さんと、
松本市内で「まんま」というランチのお店を営業している片寄久美さん。

この二人と飲むのは初めて。
いったいどんな話題が飛び出すのやら。
奇跡の男・木下貴光
現役自衛隊員である木下さんはその昔、あの習志野の第一空挺団に所属していました。
第一空挺団といえば泣く子も黙る自衛隊の精鋭部隊。
落下傘でヘリコプターや輸送機から落下傘降下し作戦行動をとることが主な目的です。

その落下傘の降下演習で、なんと木下氏。
パラシュートが装備に絡まり、完全に開かないというトラブルになったのです。
予備のパラシュートを出すものの、それもメインに絡まり、にっちもさっちもいかない状態。
後はただ落ちるだけ。
できることは少しでも衝撃が少なくなる場所を見つけ、足から順に受け身をとるだけ…。
…
結果、全身骨折したものの、命は助かり、今ここにいる…。
なんという生物…、いや人物。

このような事故に遭っても生きているのは、きっと見た目通り、宇宙人なんでしょう。
人とゆっくり語り、まったりできる、隠れ家的酒場。
良さんの人柄が染み込んだ、とても温かくホッとできる空間です。

今宵も良い酔ひで!
我寧舎(がねいしゃ) | |
所在地 | 長野県松本市城東2-1-3 |