松本城近くの剣劇体験スタジオ。侍アクティビティ剣遊~響座(ひびきざ)

剣遊 スタジオ 響座

侍、忍者の体験型アクティビティが松本で!

松本の侍アクティビティ 剣遊
昔から海外で人気のある日本の歴史モノといえば「ニンジャ・サムライ」ですね。

そして地域活性化の鍵となるインバウンド(海外誘客)事業として、全国各地で忍者ショーや殺陣体験などが行われています。

そのようなショーや体験型アクティビティを松本市で広めている人たちがいます。

稽古場である上土劇場に向かいました!

松本の侍アクティビティ 剣遊
外国人観光客向けに剣劇ショーや和太鼓体験などをしているのは響座(ひびきざ)の橋本信彦代表。

橋本さんは、松本城の本丸庭園で観光客をもてなす「国宝松本城おもてなし隊」にいた方。

現在は市からの委託事業である活動をさらに活性化させ、幅広い分野で観光事業に貢献しています。

松本の新たな観光コンテンツ

橋本さんによると、

「松本の観光客はここ数年横ばいだが、外国人観光客の数は増えている。

松本は観光都市として世界中から人が来るが、ほかの地域と違い、欧米からの観光客比率が高い。

目的は上高地や白馬、松本城。日本人は旅先では、夜に繁華街でお酒を飲んだりするくらいだが、欧米の旅行客はショーや演劇を楽しむことも多い。

しかし松本には滞在型の観光客が楽しめる娯楽施設が少ないため、通過型の観光地になっている」

松本の侍アクティビティ 剣遊
「今も昔もニンジャやサムライは大人気。特に欧米人は日本の歴史文化に関心が高い。この松本市で日本の歴史をテーマにしたエンターテインメントを生み出したい」と語ってくれました。

侍、忍者体験ができるスタジオ

響座は今、松本城の南側(大手3丁目)にある殺陣体験ができる「剣遊スタジオ」を運営しています。

侍体験ができるスタジオ 剣遊
松本などで活動しているアマチュア演劇の役者さんや「松本城おもてなし隊」の方などがスタッフとして常駐しています。

体験者の方には侍の恰好をして所作や刀の扱い方を学んでもらい、スタッフの指導で殺陣を体験できます。

障子と畳敷きのスタジオで、着物に着替えて刀を持ち、役者でもあるスタッフ2人が指導する殺陣を覚えてから本番に臨みます。

まるで時代劇の中に入り込んだように侍気分を満喫できます。

殺陣の様子などは写真や動画で撮影するので、思い出になると同時にSNSへ投稿することができるなど非常に好評だといいます。

松本の侍アクティビティ 剣遊

剣遊の体験プランは

気軽に侍になれる一般コースは2時間5000円。

着物を選び、軽くストレッチをした後、刀の基本的な知識や安全な振り方などを学びます。

練習して慣れてきたら振り付けへ。

物語の主人公か、斬られ役かも選べるそうです。

1人に対し敵2人だったり、1対1の真剣勝負だったりと、練習しながら設定を組み立てていきます。

本番は暗くしたスタジオに照明が付き、まるで映画やドラマの撮影のようです。

スタッフが受講者の携帯やカメラで動画や写真を撮影するので、体験後にSNSに投稿したり友達らと共有できる楽しみがあります。

 

さらなる歴史エンタメを

次のステップとして考えているのは夜のエンターテインメント、劇場です。

「松本城のイメージからすると時代劇。忍者ショーや和太鼓。夕方5時ころから楽しんでもらったら、飲食へどうぞ、という筋書き」だそうです。

ただ定期的な劇場公演にはプロとして出演者にギャラを払えるようにする必要もあります。

「将来的には会社として設立し、専用劇場での演武アトラクションや忍者テーマ館、歴史ツアーなど外国人が楽しめる事業に拡大させたい。

それにより、さまざまな理由から就職が困難な若者の受け皿となる会社になれれば」という思いもあるそうです。

松本の侍アクティビティ 剣遊
 

現在、剣劇や和太鼓のショーをホテルなどで観光コンテンツとして展開しています。

プログラムとしては、忍者や侍の殺陣、和太鼓演奏などを盛り込んだショー、それに加えて太鼓や殺陣を指導して実際に体験してもらうアクティビティーにするプランなどがあります。

観光事業関連の方、ぜひ響座へお問い合わせください。

 

ちなみに信州松本藩には「芥川九郎座衛門」という忍者が実在したそうです。

松本市が世界に名を響かせる歴史テーマパークになる日がやってくるかもしれませんね!

剣遊スタジオ
所在地 長野県松本市大手3丁目5-13 ビル2F
営業 火曜~土曜日の午前10時~午後5時(受け付けは3時まで)
一般コースは12歳から。
予約はメールや電話、来 店も可。信毎メディアガーデン1階まちなか情報局でも受け付けています。
飛び込み体験も歓迎とのこと。
問合せ 「スタジオ剣遊」響座(080-4056-3939)
※2017年11月に取材、公開した記事に2018年12月加筆したものです。情報が異なる場合がありますがご了承ください。
※詳しくは剣遊(響座)に直接お問い合わせください。