中年のおっさんが初めてヒッチハイクしてみた(2)人生初の??

2018年12月25日

ヒッチハイクで奈川へ

極寒の松本インター出口でヒッチハイクを開始したおっさん。

行き先は奈川ですが、まずは「のりくら方面」とスケッチブックに書いて、道路に立ち掲げます。

朝7時半。車は結構通るのですが、そうは簡単に止まってはくれません。

この日の早朝、気温はマイナス5℃。

寒さがこたえます。

松本インター
開始から一時間近く経過して、場所を変えようかと、半ば思い始めた時でした。

一台の車が僕の少し前で止まりハザードを付けました。

もしやと思い、駆け寄ると…。

窓が開いて、若い男性が

「どうぞ!」と!

なんと止まってくれたー!!!!

オオニシ
まじっすか!

なんということでしょう!

ついに人生初のヒッチハイクに成功しました!!

急いで乗り込みます。

いやぁ寒かったから、超温かい!!

生き返った気分!


類は友を呼ぶ?


僕を拾ってくれた彼はタクミくん。

ヒッチハイクで松本市奈川へ
まだ22歳。社会人一年目。

イケメンでさわやか。超好青年です。

これから松本市波田まで友達を迎えに行き、白馬までスノボに行くのだとか。

だから

「波田までしかいけませんけど…」とタクミくん。

どこまでだろうと構いません。

とにかく止まって乗せてくれた!これが超絶うれしいんです。

なにしろ彼は僕の人生で初めての人なんですから。


聞けばタクミくんは学生時代にヒッチハイクで鳥取まで行ったというツワモノ。

ヒッチハイク経験があるからこそ、寒い中一人で立っているおっさんを見かねて拾ってくれたのでしょう。

最初は通り過ぎたそうです。

そりゃ怪しいですもんね。

でも、と思って引き返して来てくれたんといいます!

オオニシ
なんとうれしい…!(泣)

波田までとは言いつつ、かなり奥まで運んでくれました。


乗鞍、上高地方面へは最後のコンビ二です。

経験者ならではアドバイスでコンビニは止まりやすいとのこと。

ここならたくさん車の出入りがありそう!

ありがとうタクミくん!

おっさんはこの恩を一生忘れない。そして人生で初めて拾ってくれた貴方のことを!

ヒッチハイクで松本市奈川へ

さて、波田のセブンイレブンの前で再びスケッチブックをかざします。

山間に入って来たこともあり、まだ日陰。

ヒッチハイクで松本市奈川へ
寒い!日陰はさらに寒い!

こりゃ長期戦はヤバいな、と思っていたら…。

自撮りしているスマホの画面越しになにやら人影が。

ヒッチハイクで松本市奈川へ
僕の後ろから男性が走り寄って来て…。

「のりくらって乗鞍スキー場の方ですか?よければどうぞ」

オオニシ
!!!!

なんと、10分足らずで2台目の車に乗せてもらえることになりました!

うれしーーー!!!

今度は男性2人。

ヒッチハイクで松本市奈川へ
歳はなんと先ほどのタクミくんと同じ22歳。寄寓!

22歳の子はやさしいのか??

乗鞍にスキーをしに行く途中なので奈川との分岐点まで乗せて行ってもらうことに。

聞けば「奈川」を知らないといいます。

2人とも松本在住ですが、出身は一人が北信で一人が新潟。

仕事で松本に勤務されているそうです。

オオニシ
ところでお仕事は何を??

差し支えなければ、ってことで聞いてみると…。

「自衛隊」です。

な、なんと!!

自衛隊員さん!!

いやぁ~、日ごと日本の為に骨身を削って働いてくれている方々が、休みの日までこんなバカな中年を助けてくれるとは。

なんだが申し訳ない!

こちらの2人もとてもいい青年。
さすが自衛隊員。

スマートで優しく、礼儀正しい若者たちでした。

こんなおっさんを人生2台目で拾ってくれてありがとうございました。

ヒッチハイクで松本市奈川へ
さて、車を下りたのは梓川の上流「奈川渡ダム」。

ここから道が分岐していて、右へ行けば乗鞍、高山など観光地ですが

左(奈川)へ行く車がほとんど通りません…。

そしてここは標高が1000m近くもあります。

ヒッチハイクで松本市奈川へ
とにかく寒い…!!

凍えそうなほど…。遭難しそうなほど寒い。

とりあえず動かないと死んでしまうので、ダンスでもして体を温めます。

さてこの松本市の秘境、奈川への道で拾ってくれる車は現れるのか??


「とうじそば」を食べる!松本市奈川「福伝」」へつづく