中年オヤジズの本気の蕎麦打ち。信州地粉の「極太かけそば」作ってみた。

毎週恒例、大人の休日の昼のみ。
中年オヤジズ、この日も蕎麦屋さんで散々飲んで帰宅。
家で軽く飲み直し…、と思いきやメガネが取り出したのが、蕎麦粉。
信州麻績村産の地粉。
どうやら戴き物らしいのですが、おそらく自分で打つのがメンドクサかったのでしょう。
大西に「打ってみろ」と言い出しました。
蕎麦打ちといえば、昨年夏にメガネが打ったのですが、その時は茹でるのに失敗してブツブツと切れてしまいました。
そのリベンジも兼ねて、中年オヤジズの蕎麦打ち第二弾。
今度は大西が打つことになりました。
今回のそばは麻績村の地粉。
蕎麦粉の種類なのか、挽き方なのかわかりませんが、「素人でも上手くつながる」とのこと。
実は大西はうどんは何度か打ったことがあるのですが、蕎麦打ちは初めて。
生まれて初めての蕎麦打ち。
一体どうなることやら…。
生まれながらのマニュアル世代だけあって、まずはクックパッドを見ながら、見よう見まねでやってみます。
蕎麦粉に水を入れて混ぜていくと、蕎麦の芳香に包まれます。
蕎麦って本当にいい香りしますね。
そばアレルギーじゃなくて良かった。
指先に心地よい冷たさと粘り。
おお~!キモチイイ!
粉から米粒くらいになり、さらに豆の大きさに。
どんどん粒が大きくなり、やがて丸まってきました。
そこから練り込んでいくのですが、これが超絶疲れる。
うどんなら、足で踏むのですが、蕎麦を鉢の中で手でこね続けます。
そして「くくり」という作業で綺麗に丸め、棒で延ばしていきます。
なんだか職人になった気分!
なんとなくの感覚で切っていきますが、等間隔で切るのはとても難しい。
そして太い。
生の状態でこの太さなら、茹で上がったら一体…。
はい、そして茹で上がったのがこれ。
どん。
極太!
これはもはや、うどん。
しかし食べてみると…。
蕎麦の風味がすごい。さすが打ち立て。
もちろん粉もいいからなのですが。
正直、うまい!
こんなに太くてバラバラと揃っていなくて、ボソボソなのに、うまい!
たしかに舌触りやのど越しはまったくですが、蕎麦を味わうということに関してなら、むしろお店の上品な蕎麦よりも蕎麦をしっかりと味わえる。
この太くてコシの強い麺は、かけそばの方が向いているはず。
さっそく、メガネ特製のかけつゆで食べてみると…。

駅そばより100倍うまい!
見た目は完全にうどんですが、食べてみると紛れもない「かけそば」。
これはクセになる!

信州の田舎では昔、家で手軽にそばを打っていたといいます。
当時はきっとこんな感じの野趣あふれる「そば切り」だったはず。
それが、いつの間にか蕎麦が高級品となり、江戸前そばのように型や流儀を求める風潮になってしまったのでしょう。

今でも、綺麗な更科よりも信州の田舎蕎麦が好きだという人も多いです。
蕎麦はしょせん蕎麦。
好きに打って、楽しく食べる。
これに尽きますね。

中年オヤジズはこれからも、本当に「おいしく」、「食べたくなる」、信州そばを研究していきたいと思います。
おっさんに、おっさんによる、おっさんのための「そば」。
中年オヤジズが作る究極の「おっそば」。
次回をお楽しみに!
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