信州山形村「唐沢そば集落」へ行く。おいしくアットホーム「からさわ亭」
松本市のお隣「東筑摩郡山形村」。
そこの唐沢という地は昔からお蕎麦屋さんがたくさんあり、「唐沢そば集落」と呼ばれています。
約500メートルの集落に6~7軒が軒を連ね、蕎麦好きの隠れた名所となっているのです。
そのそばの名所へレッツゴー!
行き方
松本駅、松本インター方面から国道158号線を西へ(乗鞍・上高地方面)8キロ。
波田小学校の信号左折し山形村・朝日村方面へ。
道なりに2キロほど走るとソバやリンゴ畑が広がり、松本平を見下ろせる丘陵地帯に入ります。
波田から山形村に入ってすぐに見えてくるのが「清水高原」への看板。
そこから右折したあたりが「唐沢そば集落」。
さらに上まで集落が続いているので一度上まで行ってぐるっと様子を見てきましょう。
唐沢そば集落とは
その昔、唐沢地区には唐沢川の水を利用し、2~3戸の家をひとつ屋根にした水車屋が数軒あり、精米や製粉を営んでいたそうです。
ここで挽きたてのそばを振舞ったことが、蕎麦屋さん誕生の由来となっているのだとか。
民家のような店構えのお店も多く、田舎のおばあちゃんの家に来たようなアットホームな雰囲気でゆったりと食事を楽しめます。
せっかく近くにこんな蕎麦の名所があるのですから、全て制覇したいところ。
からさわ亭
とりあえず今回はそのそば集落の一番入口。
看板のすぐ側にあるお店「からさわ亭」さんから攻めてまいりましょう。
唐沢そば集落の中心部はもっと奥ですが、こちらのお店ももちろん「唐沢そば集落」の一つ。
実はこちらに来るときにネット情報で営業時間を調べると
そば集落の中で唯一「10時」開店という情報を得ていたのです。
しかしいざ来てみてから再度調べ直すとサイトによっては11時~となっていたり…。
心配になり電話して確認したところ、女将さんらしき方が出てくれて、
「本当は11時なんですけど、今店の前にいる方?」と。
「はい」と答えると、
なんと…
「11時からですけど、ぼちぼち開けてもいいですよ」と驚きの対応!
オオニシ
え~!いいんですか!うれしい!
するとほどなく入口に暖簾をかけて開けてくれました!
なんという温かな対応。
他にも勘違いしたのかもう一組待っていました。
いやぁ。ありがたい!
(※実際の詳しい営業時間などは、お店に直接お問い合わせのうえ、ご確認ください)
店内は綺麗で広々。
近所の方たちが気軽に飲んだり、ランチをできる雰囲気。
メニューもお蕎麦だけじゃなく、定食や丼もの、一品料理などが充実。
ゆっくり飲みたい気分ですね。
ただこの日は後の予定があったので、とりあず瓶ビールを一本オーダー。
瓶ビールはスーパードライか一番搾りを選べます。
迷わず一番搾りを。
突き出しには甘漬けの野沢菜。
これがおいしくて、これだけでもつまみに十分。
蕎麦は「やまっちそば」を。
「やまっちそば」は細長く千切りにした山形村名産の長芋がのったそば。
そばと一緒にすするシャキシャキ食感が楽しく、おいしいんです。
それから天ぷらそば。
えび天やきす天のほか、信州らしい春の山菜、タラの芽、さらに「ユキノシタ」。
ユキノシタの天ぷらは初めて食べます。
どちらも爽やかな山菜の旨味。
ビールが進みますね。
ちなみにこちらのお蕎麦、一枚なら500円で食べられるんです。
ワンコインですよ。
この天ぷら蕎麦も通常は2枚1300円なんですが、1枚にしたので1000円!
天ざる蕎麦が1000円は安いでしょう~!
もしかしたらそば集落を食べ歩ける量と値段設定になっているのかも…!
これは良心的!
地元産そば粉を使用し、石臼で挽いているおそば。
色の濃い、昔ながらの素朴で風味豊かなそばです。
ワサビはおろしたての本わさび。
ツンととがった辛味はなく、むしろ甘みを感じます。
そのまま蕎麦に着けて食べてもおいしい!
それにしてもこちらのお店は居心地がいいです。
清潔感のある店内、大きな窓から見える新緑の風景。
この空間で10時からビールに蕎麦ですか。
いやはや贅沢。
これぞ大人の休日。
そんなこんなで
信州の隠れた蕎麦の名所「唐沢そば集落」入口にある
アットホームで心温まるお店「からさわ亭」。
風薫る信州の初夏。
皆さんもぜひ、おいしい蕎麦を食べて癒やされてみませんか。
ごちそうさまでした。
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そば処 からさわ亭 | |
所在地 | 長野県東筑摩郡山形村7218-3 |
今回食べたもの | ・やまっちそば 850円 ・盛り蕎麦、天ぷら付き(一枚)1050円 |
※詳しくはお店に直接お問い合わせください。