【あの店の中華定食】味、値段、雰囲気、サービス、全てが素晴らしい味わい深い店「湖州軒」

この日の松本城界隈は大にぎわい。

観光客の方が大勢歩いています。

松本城の桜が見ごろを迎えているためです。

大名町通りも外国人観光客の団体さんがずらり。

ランチに向かったのは、そんな松本城の一本南側の通りにある、中華食堂。

「湖州軒」さん。

湖州軒
久しぶりです。

歴史感溢れまくる味のある店ですが、昔ながらの常連客の多い人気店なんです。

それもそのはず。コスパがすごい。

この時代にあって、500円~600円のメニューがたくさん。

お得なランチメニューは650円で定食類が食べられます。

湖州軒
決して広くない店内はカウンターのみ。

お客さん同士が譲り合って席を詰めます。

厨房にはご年配の大将と、若大将。

主に鍋をふるのは若い方ですが、

染み入るような笑顔とやさしい心遣いの大将がめちゃくちゃいいんです。

入るなり、「よければランチメニューがあるからね」やさしくメニューを進めてくれ、

「自分で入れてね」とコップとお茶の容器を置いてくれます。

悩んだあげく、ランチメニューの肉炒め定食をオーダー。

「肉炒めね~」と大将。

すぐさま、小さいお皿に入ったサラダを提供してくれました。

湖州軒
ほんの少しですが、こういうのがうれしいですよね。

と、思いきやなんと!

さらにもう一つ小皿が。

こちらはひき肉の炒め物とリンゴが!

湖州軒
メインの肉炒めの前に、もう一品炒め物のサービス。

これはうれしい!

午後1時半でしたが周りはお客さんで一杯。

人気です。

値段も安いのですが、この大将の人柄に惹かれているお客さんも多いのでしょう。

珍しいのが隣の方が注文した餃子。

10個で600円だったように思います。

10個単位のギョウザって初めてかも。

同時に何組かで入ったので、少し待ちましたが、サラダや炒め物のサービス、大将とのコミュニケーションで、さほど待ったという感じはありません。

カウンター越しに出してくれた肉炒め。

白菜、玉ねぎベースに豚肉多め。


汁がたっぷりでご飯にのっけてかきこみたくなるビジュアリー。

味付けは塩気がしっかりでおっさリーマン好み。

これはご飯もビールも進むやつ。

おいしい!!

少し遅れてスープが到着。

これで定食の全容が明らかになりました。

湖州軒
肉炒め、ごはん、スープ、サラダ、漬物、炒め物、リンゴ。

これだけついて650円税込。

超お得!

ひとつひとつのボリュームは決して多い訳ではないのですが、こうやって並べるとどんだけお得かよくわかります。

とろみのある卵スープは大きめのお椀に。

これがおいしい。

そういえば以前にとろみのあるもやしラーメンをいただきましたが、あれもおいしかった。

おいしく食べ進んでいたところで、再び大将がなにやら手渡してくれます。


なんとお芋。

アルミホイルに包んだ小ぶりのふかし芋。

それを二つ。

粋なサービス。

あのコスパのすばらしい定食にさらにまだサービスが。

どんだけこの大将、気前がいいんでしょう。


とにかく人の温かさが溢れています。

若い方もとっても優しい雰囲気。

このお店はファンになるの分かりますわ~。

ずっとここで瓶ビール飲みたい気分。

こんな食べ歩きなんてしてなければ、毎日でも通いたいお店。
なかなかリピートできないのがプロランチャーの宿命。


後から来られた年配のお客さんと大将との会話を聞きかじったのですが、

どうやら「湖州軒」は大将のお兄さんが最初やられていて、今の大将がやり出してからは54年になるのだとか。

場所も最初はここじゃなかった的なことも言ってたような言ってなかったような…。

とにかく歴史あるお店であることに間違いありません。


見た目はツヤツヤオッサン好みですが、食べ終わった後、口の中に油っぽさや化学調味料の嫌な感じが残っていませんでした。
大将と同じで、やさしいお料理なんですね。

そんなこんなで、松本城近くにある歴史と、もてなしの心溢れるお店でサービス満点ランチ。


料理の味もお店の味も大将の味も効きまくってる人情食堂。

おっさんの心にも胃袋にも満開の花。

ありがとうございました。
 
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湖州軒
所在地 長野県松本市大手3-6-12
今回食べたもの ・肉炒め定食(650円)
※2019年4月15日時点の個人的な食べ歩き記録ですので、情報が異なる場合がありますがご了承ください。
※詳しくはお店に直接お問い合わせください。