冬こそ飲みたい!信州の日本酒。お酒のプロに聞いた酒の魅力とは?
今、人気が高まっている日本酒。
これからの年末年始。
家で親戚が集まったり、仲間と鍋をしたり、日本酒を飲むにはぴったりの季節。
日本人の心、日本酒。
そのおいしい飲み方を知って、自分好みの酒を楽しんでみたい。
日本酒の魅力とは?
燗(かん)や冷、常温と、いろいろな温度で楽しめる日本酒。
同じ酒でも温度によって味や香りが変わるので、自分好みを見つけるという楽しみがある。
つまみを選ばないというのも特徴の一つ。
味の濃いもの、薄いもの、癖のあるものなど、何にでも合わせられる。
しょっぱいモノや辛いモノと合うイメージがあるが、チョコレートなど甘いモノとも相性がいい。
信州の酒
澄んだ空気と清らかな水が豊富な長野県は、酒造りに最適の土地。
おいしい酒を造るには、水と米がよくなければならない。
なんと蔵元の数は新潟県に次いで、全国で2番目。
松本エリアだけでも12社の蔵元があり、最近では地元産のお米にこだわった日本酒が増えている。
松本地区の蔵元
・深志鶴(長野県松本市中央2-1-20)
・善哉(長野県松本市大手5-4-24)
・岩波(長野県松本市里山辺5159)
・笹の誉(長野県松本市大字島内3682番地)
・大信州(長野県松本市島立2380)
・アルプス正宗(長野県松本市島立2748)
・山清(長野県東筑摩郡筑北村坂北1720)
・高波(長野県塩尻市大字広丘高出840)
・山清(長野県東筑摩郡筑北村坂北1720)
・笑亀(長野県塩尻市塩尻町140)
・美寿々(長野県塩尻市大字洗馬2402)
・酔園幻の酒(長野県安曇野市豊科高家1090-1)
・深志鶴(長野県松本市中央2-1-20)
・善哉(長野県松本市大手5-4-24)
・岩波(長野県松本市里山辺5159)
・笹の誉(長野県松本市大字島内3682番地)
・大信州(長野県松本市島立2380)
・アルプス正宗(長野県松本市島立2748)
・山清(長野県東筑摩郡筑北村坂北1720)
・高波(長野県塩尻市大字広丘高出840)
・山清(長野県東筑摩郡筑北村坂北1720)
・笑亀(長野県塩尻市塩尻町140)
・美寿々(長野県塩尻市大字洗馬2402)
・酔園幻の酒(長野県安曇野市豊科高家1090-1)
ただ、県内の消費量はそれほど多くなく、多くは都市部などで消費されている。
せっかくおいしいお酒が身近にたくさんあるのだから、もっともっと信州の人にも飲んでもらいたいと思うのだが…。
体にやさしい日本酒効果
日本酒には
肌の美白効果をはじめ、さまざまな美容効果がある。
麹に由来する「コウジ酸」は、麹菌の発酵過程で生みだされる発酵代謝物質。
細胞の老化を防ぎ、活性化させる作用がある。
コウジ酸には、炎症を防いで活性酸素の産生を抑える力があることから、美白をつくりながらお肌のハリや弾力を守ってくれる効果がある。
ほかにも「フェルラ酸」という物質が含まれていることから、Wのアンチエイジング効果が期待できる。
上手に酔うコツ
和らぎ水のすすめ
「和らぎ水(やわらぎみず)」とは日本酒を飲みながら合間に飲む水のこと。
いわゆるウイスキーのチェイサー(追い水)のようなもの。
酒を飲みながらに、水を適度に挟むことで体に負担をかけずに酒を楽しむことができる。
できれば日本酒を造る際に使用された「仕込み水」を飲みたいところ。
その酒に使用された水なので、上手い具合にアルコールを緩和し、酔いが回るのを防いでくれるだろう。
この動画には善哉酒造さんでの利き酒の様子もあります。
市内の至るところに湧く「まつもと湧水群」の水など最適ではないだろうか。
納豆を食べると悪酔いしない
たんぱく質は体内に入ると最終的に小腸でアミノ酸に分解・吸収され、肝臓へと運ばれる。
アミノ酸は肝臓の解毒作用、アルコール代謝を促進するなど、肝機能を向上させる効果がある。
豚肉、牛肉、鶏肉といった動物性たんぱく質で摂取するのも良いが、カロリーや脂質が気になる人は大豆をはじめとする植物性たんぱく質を選びたい。
中でもイチオシは納豆。
納豆はたんぱく質が豊富なのはもちろん、特有のネバネバ成分が胃粘膜を保護するので、飲み過ぎた翌日に起こりやすい胃の不快感を緩和してくれるそうだ。
日本酒を飲むなら「お燗」?「冷や」?
日本酒は世界でも類を見ない味わいの深さと飲む温度帯の幅広さを持っている。
季節やお酒の種類、気分にあわせて自由に楽しみたい。
お燗
まるいふくらみと旨みが現れる、日本酒の真骨頂ともいえる飲み方。
常温
銘柄やタイプにかかわらず、ありのままの香りや味わいが楽しめる。
冷酒
きめの細やかな味わいと心地よい香りを楽しむ爽やかな飲み方。
海外でも人気の日本酒。
世界的にみても日本酒のレベルは高い。
若い杜氏(とうじ)や女性杜氏が増え時代のニーズに合った酒を常に研究開発し、よりおいしい酒を造るために各蔵が日々研さんを積んでいる。
「スパークリングの日本酒」「低アルコール(12度)のソフト清酒」「サンガリアのように日本酒に様々な果実を加えたもの」など、女性や若い世代の人たちが親しみやすいお酒もバリエーション豊富に作られている。
日本酒のおいしい信州。
ビールやワインもいいが、年末年始などは、やはり日本酒。
外に降り積もる雪を見ながら、コタツに入って雪見酒。
日本人らしい飲み方、楽しみ方で「和」んでみては?
【取材協力/三代澤酒店】
松本市大手4-9-11
TEL.0263-32-1525
地元長野県産のお酒にこだわっている創業90年の老舗酒店。蔵造りのシックな外観が目印。
三代澤酒店ではラベルに好きな文字や写真を入れてオリジナルのお酒を作ることができ、出産祝い、還暦祝いなどの贈答品として人気がある。