今の子どもや若い人に言いたいこと「将来の夢なんていらない」~悩み無用の人生とは?
月日が経つのは早いもので、気が付けば40代中盤。
いつの間にか年頃の娘二人を持つ立派な(?)父親になってしまったボク。
最近、上の娘の進路相談などで、将来どうしたいのか?みたいな話を学校でするらしく、
娘から「どうしたらいい?」と相談を受けたりします。
聞けば、みんな中学生のクセに将来の夢を持っていて、先生からも何になりたいのか決めた方がいいと言われ、まだ決まっていない娘は焦っているそうです。
僕から言わせれば、
「夢?そんなモンなくていい!」
です。
子どもの頃、将来の夢なんて一度もなかった
将来の夢がすでにあるならそれはそれで素晴らしいけれど、
決まっていないなら無理に焦って決める必要もないし、将来のことを考えているだけでもスゴイ事だと思います。
だって僕が中学生の頃なんて、
「どうやって部活をサボるか」とか「どうやったらエッチな本やビデオを見られるか」とか
「今週のジャンプを買う金が足りないからオカンの財布から抜かなきゃなぁ…」
みたいなことしか考えてなかったですから。
将来の夢なんて微塵も考えていませんでした。
高校生になっても考えたことはなく、
先輩のバイクを壊した弁償代を稼ぐためにバイトに明け暮れていたし、後は麻雀とパチンコしかやってなかったです。
そして卒業後は田舎が嫌だという理由だけで東京に出て、思いつきで役者を志したり、ただのフリーターでプラプラしたり…。
名前がカッコイイから、という理由だけでグラフィックデザイナーになろうと思って専門学校に通ったり…。
とにかく思い付きの行き当たりばったりの人生。
明確な目的や夢なんて持ったことがありません。
とにかく薄~っぺらい。
勉強はできなかったし、努力なんてしたこともありません。
人生はいつも特別
それでもなんとなく今の仕事について会社員になり、家庭を築き、今のそれなりに充実した人生があります。
会社には優秀な高校、大学を出た人たちがたくさん周りにいますが、その人たちとなんら負けずに働いています。
今、自分のやりたいことをやっているし、これからまだまだやりたいことがあって、
今現在「夢」を持っています。
そしてその夢は40代の今からでも実現可能だと思っています。
たしかに若いうちに何か明確な目標を持っていれば、もっとスゴイ人生になっていたかもしれません。
ただしそうなると、プラプラブレブレ人生だからこそ起きた貴重な体験、バカバカしくもオモロイ出会いはなかったわけです。
人生はどんな道を選んでも、それぞれその先で特別な出来事が待っています。
無理して早いうちから道を決めて選ぶのではなく、気ままに歩いて気分で選んで行ったとしても、それなりにスペシャルな人生になります。
むしろ計画通りに行こうとするから、予定通りにならなかったときに悩み、行き詰ってしまうのではないでしょうか?
「夢なんて探すモノでも見つけるモノでもなく、気が付けばそこにあるもの」
なんて、まるで安室奈美恵とミスチルを合わせたような言葉ですが、本当にそう思ってます。
病む大人が多い理由
今の学校教育の
「夢を持とう」、「人生の目標を持とう」という考え方がどうも嫌いです。
そのせいで大人になってから理想と現実のギャップで悩んだり、自己肯定感を得られない人が増えているのではないでしょうか。
夢や目標なんて決める必要はまったくないです。
「今やりたい事」を全力でやって「やりたくない事」は無理してやらない。
やりたいことがないなら何もやらなくていい。
そのうち自然に沸いてきます。
それまでは気楽にふらふらプラプラ流されて生きていきましょう。
自分自身に対する根拠のない可能性だけ持ち続けて。