【信州の蕎麦屋さん】絶品!超とろっとろの親子丼と極上そば「手打ちそば 福寿」
この日のおっさリーマンはソバリーマンの気分。
最近、揚げ物続きでしたからね。
ちょっと優しいお味に浸りたい気分。
で、やってきたのがこちら。
松本市並柳にある本格信州そばのお店「福寿」さん。
こちらのお店、前から気になっていたのですが、今回やっと行くことができました。
そばはもちろん、親子丼が絶品だとか。
揚げ物でぎとぎとになったおっさんの体を優しく癒してくれそう!
お店の周りに駐車場がありますが、市営団地の部分もあるので注意しましょう。
お客さん用のスペースは店の前と裏に十分あります。
店の奥からはご主人の明るい声、そして奥さんが親切にお昼のメニューと定番メニュー案内してくれます。
評判の親子丼。
そしてその親子丼と蕎麦とのセット。
今回は親子丼が食べたかったので、蕎麦はミニにしました。
間違いござらん組み合わせ。
まさにゴールデンコンビネーション。
そばと丼の組み合わせでいうと、天丼やカツ丼という大物が浮かびますが
ここは一歩引いて親子丼。
天丼カツ丼は主張が強すぎるんですよね。
ダブル主演みたいになっちゃって、蕎麦と上手く掛け合いができる時はいいんですが、天さんもカツさんも、なかなか譲らないタイプですから。
ヘタすれば俺が主役だ、なんて言いかねない勢いの時もあるでしょう。
やっぱコンビは互いに引き立て合う仲じゃないと。
そういう意味では、そばに親子丼っていうのは力関係が抜群に調和します。
そもそも今日は揚げ物の気分じゃないから、衣は要らない。
何も纏わなくていい。
裸でまみれたい。
まず、運ばれてきたのがミニ蕎麦。
ミニといってもざるに十分な量の綺麗なお蕎麦。
塩尻産の蕎麦を使用しているそうです。
少し細打ちのそばは挽きぐるみの信州そばっていうカンジ。
つやつやでピシっとしてます。
香りがいいので、まずは汁につけず、そのままツルリと。
そばの豊かな風味が口の中と鼻にふわ~っと広がります。
ふわ、でもなく、ぶわでもなくふわ~~と。
コシが強い蕎麦。舌の上で一本一本がしっかり主張。
なめらかな中にも石臼挽きらしい、程よくざらつきある舌触り。
そのまま蕎麦をゆっくり味わいながらのどへと通す。
舌の上にはいつまでも蕎麦の風味が残り、爽やかで香ばしい後味。
うますぎ…。
汁がまたおいしい。
甘くなくて好み。
蕎麦に負けない強めのカエシが利いてて、たぐった蕎麦の3分の1ほどでちょうどいい感じ。
薬味はネギ、大根おろし、本わさびです。
そして運んできてくれた、目当ての親子丼。
蓋を開けると、たちまちタレと鶏の旨味が混じった黄金の湯気。
気を失う…かと。
黄色い宝石かと思われるほど艶やかで光り輝くビジュアリー。
トロトロ卵でとじられた上にさらに温玉がオンザエッグのダブルエッグ仕様。
まさに黄色い楽園。イエローパラダイス。
香ばしい皮が付いた炭火であぶった鶏肉がゴロゴロたっぷり。
底からスプーンですくいあげれば、再び踊り出る白い湯気。
そして割り下の香りがいい。
タレに浸されたご飯も、まったくダレることなくキリっとたっており、
そのご飯と鶏肉に絡めた卵がとろ~~~り。
そんなに絡む?ってくらい絡みつく。
どんなにご飯だけ食べようと思っても、肉だけ食べようと思ってもそれは不可能。
それくらい卵がたっぷり。
あつあつのワンスプーンを一気に頬張れば…
うんま!
うまWOW!
なにこの旨味の集合体。
まず卵、それからタレ、噛んだら肉汁、それらをごはんがまとめる。
蕎麦屋さんの丼は割り下がバツグンにいいですね。
カエシと出汁がいいのでしょうか。
甘ったるくなくて、優しいお味。それでいて深みがすごい。
たっぷりでとろとろの卵、そして噛めば噛むほど滲み出る鶏肉の旨味。
そして上に載っていた黄身がポイント。
卵でとじた上にさらにもう一個。
この活きのいい卵を崩したことによって一段と新たに丼の中が活気づきます。
後半のピッチに新しい若手の選手を投入したかのように一気に流れを掴んでキープ。
和のパワーバランスに丼内も口の中も完全に支配されています。
そしてそれらが喉を通過するかしないか、それでいて舌の上にはまだ風味がしっかり残っているうちに
汁につけた蕎麦を流し込む。
この味覚の交響曲。
もはや抗うことなど不可能。福寿さんに完全服従でした。
ごちそうさまでした。
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そば処 福寿 | |
所在地 | 松本市並柳4丁目7-6 |
今回食べたもの | ・親子丼、ミニざるそばセット 1400円 |
※詳しくはお店に直接お問い合わせください。