絶品!半熟とろとろの親子丼と美しい十割蕎麦の店『木鶏』
『人と人をつなぐそば屋』
信州山形村の蕎麦屋さん『そば処 木鶏(もっけい)』に行った。
TVやネットで話題のこのお店。
蕎麦に煩い、多くの信州人の心を捉えて離さない。
そばも丼も、とにかくこだわっている。
今回注文したのは『木鶏丼(とろとろ半熟玉子の親子丼)』と『小盛りそば』のセット。
この木鶏丼は鶏の旨みと蕎麦つゆのかえしが効いた絶品。
鶏肉はお好みで炙って焼き目を付けてくれる。
香ばしい鶏肉と、とろとろの卵とタレが相まってまさに至福のひととき。
この心遣いは嬉しいかぎり。
さらに半分食べたところで濃厚なツユを流し入れる。
ひつまぶしのようにお茶漬け風にして食べることができ、また違った美味しさ。
一石三鳥で楽しめる。
こだわりのそばは野辺山産の玄蕎麦を石臼にて自家製粉。
十割そばならではの香り高い繊細な細打ち。
蕎麦本来の風味を味わうため、最初は塩で食べることがおすすめ。
こういったこだわりがあるお店は得てして、頑固な店主が多く、客が気を使う雰囲気のところが多いのだが、
この木鶏は違う。
店主始め、スタッフ皆がとても優しくフレンドリー。
気さくで物腰柔らかく、まるで昔からの常連のように楽しく接してくれるため、初めてでもまったく気を遣わない。
これはファンが付くわけだ。
味はもちろん最高。
丁寧に打たれた十割そばは芸術品のように美しく繊細。
甘さ控えめ、鰹だしの効いたつゆはスッキリとしつつも濃厚で、そばとの相性抜群。
料理に対する真摯な姿勢と、おもてなしの心。
そして何より笑顔が素敵で優しい店主ご夫婦。
その魅力に惹かれ、足しげく通う常連客が大勢いる理由がよくわかった。
人と人をつなぐ、そば処 木鶏。
遠くからでも通う価値がある店だ。
そば処 木鶏
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